今日の共産主義 45の目標02

✔2.  合衆国に核戦争を戦うよりも寧ろ喜んで降伏の意思を示させる

真面な人間は誰も核戦争など望んでいない。これは疑問を起こす。より多くの核兵器によって戦争を回避する方法はあるのか?ロナルド・レーガン大統領はそう考え、強さを通した平和の政策を追求した。彼の全ての戦線に渉る軍事力の増強は結局ソ連の崩壊に寄与した。USSR は費用を捻出しようとしてその予算を使い果たし、その人民は、自分たちの胃袋を空っぽの状態で放置し、生活のインフラを錆びたまま放置した一方で軍と弾頭だけが増加した、その(理不尽な)費用と犠牲に対して反乱したのだった。

核の最前線を何時も警戒し続けるための鍵となる要素は、十年の長きに亙る世界情勢の分析とそれに対応する調整である。軍事分析家はコンピューターを使って無数の核戦争の筋書きを模擬試験し、被害者を最小限にしつつ西側の必勝を確実にするためにそれぞれについて全ての選択肢を調査探求している。

この筋書きの中で唯一の予測できないことは、絶えず強さを通した平和から離れる様に変異し進化する政治的意思の流動性である。この宥和と降伏の形式がより弱いアメリカを導いて来た ― 當に最初の共産主義者の目標の確かな達成である。

 

【ブログ主の感想】

この公式が当てはまるのは核戦争だけではありません。

中共が、日本を核攻撃で脅すときも、或いは、國防動員法で脅すときも、
北鮮が、東京を火の海にすると脅すときも、愚かにも日本政府は、それに対抗する為の実効的な対策も或いは外交的な殺し文句も用意していませんでした。

 

つまり、現状で軍事的な実効策がない、と言うのを良いことに、喜んで降伏の意思を示すどころか、率先して降伏し、降伏してから交渉してきたのが日本政府です。

降伏の後にある交渉とは、「南京条約」です。(相手の言いなり、と言う事。)

この第二目標は、日本に当てはめると、完全に日本が舐められている元凶だと思います。日本人として恥ずかしいと思わなければなりません。

例えば、最近でも米中交渉が始まる前には、臺灣海峡を米國の艦船が通過したり、或いは日露首脳会談が近づくと、ロシアの戦闘機が日本の領海近くまで接近したり、と、外交交渉に軍事力はつきものです。戦後の日本はそのカードを完全に放棄させられ、「國際主義」の言いなりになるように変えられてしまいました。

核戦争であろうと、通常戦争であろうと、現代戦は、一つの武器で多数が犠牲になることは確実であり、真面な人間はどちらも考えられないはずなのです。

一刻も早く、現憲法を廃止すること、せめて九条を廃止すること(ブログ主はこれ単体には強く反対しますけれど)が日本の国難をこれ以上長引かせない一番大切な事だと思います。そしてそれが直ぐに叶わないのであれば、まずは我が国肇国以来の、軍人を尊敬する教育を真っ先に回復すべきではないでしょうか?

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