今日の共産主義 45の目標07

✔7. 中共の國家承認させる。中共の国連加盟を承認させる。

貿易の相手國同士はお互いの繁栄を涵養しようとする傾向があり、國家承認することは新しい貿易関係を始める最初の段階である。1961年にこの45の共産主義者の目標を最初に出版した時、中共の様に公然の敵国を承認し、国連加盟を認めることは馬鹿げた考えだと言った。その反対意見は1972年にニクソン大統領が中共の国連加盟の手続きを主導した時に放棄され、そしてカーター大統領は1979年に完成した。

中共はその結果繁栄したか? ー 2014年1月、中共は世界で最大の貿易国家として4兆ドルの年間連結輸出入額を上げ、合衆国を越えた。これを支援したのは、輸出全体の17.2%を占める合衆国への輸出(販売)と輸入全体の7.1%を占める中共への輸入(売上)であった。[1]

中共との貿易は世界平和をより増進したか? ー 資本主義は独裁政治を堕落させる素晴らしい方法であり、そうなるだろう。他方で中共米國國債の最大保有国で1兆3千170億ドル(2013年11月現在)保有している。毎日の利息支払いが1億6千400万ドルに上り、これは合衆国がその軍事的なそして核の脅威の他に中共の破壊的な力に直面していることが明らかである。

[1] CIA, The World Factbook, 2014.

 

【ブログ主の感想】

これも見事にしてやられたことの一つです。

ここで、改めて注目すべきことは、國家承認は貿易をする為の行為である、と言う事です。とても新鮮な感じがしませんか? 

中共の承認はもう既に40年以上も前のお話ですが、貿易をすることは、お互いに繁栄することでもあります。それはしかし、お互いを尊重する取り決めがあって初めて成り立ちます。つまり、自由貿易ではなく、関税による自国産業保護での貿易、為替管理と投資管理による自国通貨保護での投資、労働条件や自国民保護での外国人労働者です。

現今、経済の世界情勢は、中共WTO を蹂躙して自由貿易が機能しなくなった事と、多国籍企業と國際金融により富の収奪と貧富の差の拡大が世界中で顕著である事です。

この事を肝に銘じて、中共と付き合っていかなければなりません。

世界が目指すべきは、お互いの主権を尊重し、問題を話し合いで解決する、そう言う国際秩序の確立ではないでしょうか? つまり、それは新しい大東亜共栄圏を文明国全体に広げることを意味するのだと私は考えて居ります。

連合国(国連)はダメです。國際聯盟もダメでした。それは、それを造ったのが何を隠そう、国際金融だからです。国際金融は、結局のところ、経済グローバリストであり、政治的には共産主義者です。そして、固有文化の破壊者です。要するに世界の富を1%の人間が独占し、残りの人間を賃金奴隷にする活動に他なりません。

考えて見ると、1933年の米政権によるソ連承認と、1972年の中共承認は、どちらも共産主義者による世界謀略の始まりであり、そしてどちらも自由主義陣営の手痛い敗北を意味するものであったという事でしょう。

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