マッカーサー元帥に代りて詫びる ~元駐日米大使 ダグラス・マッカーサー

心ある米国人は、昭和バカ憲法の押しつけを非常に後悔していた。 彼らは、憲法改正ではなく、憲法の破棄、明治憲法の改正を望んでいた。何故なら、昭和バカ憲法は、同時にアメリカの恥でもあるからであった。(燈照隅感想) 昭和三十五年二月九日、当時のマ…

難波江通泰「『ラニカイ号』雑感」 ~実は米軍は真珠湾より先に帝国海軍を攻撃していた

『ラニカイ号』雑感 難波江 通泰 昭和三十七年(一九六二年)に、米国海軍少将Kemp Tolly(ケンプ・トーリー)氏が米国海軍学会(United States Naval Institute)の紀要(the proceedings)九月号に「ラニカイ号の異様なる任務」(The strange Assignment o…

国際秘密力27(完)

■ 第27章 国際連合 『・・・わたしはその人たちをあなたたちの長としよう。<13>』 読者はこれまで忠実に頁を追ってこられて、特定の言葉や問題が除かれているのを不思議に思われたに違いない。これまでは意図的に、国際連盟は簡単に概要を述べただけで済ま…

国際秘密力26

■ 第26章 GHQと幣原喜重郎偈<10> 『支配者が偽りの言葉に耳を貸すなら、仕える人は皆、 逆らう者となる。<11>』 1945年9月2日、日曜日の午前9時、白色のテントが張られた戦艦ミズーリ号の甲板上は、降伏のための3人の日本代表団を待つ乗組員た…

国際秘密力25

■ 第25章 情報作戦から原子爆弾まで 『・・・これらの災いで、神の怒りがその極みに達するのである。<6>』 本章では情報の収集と利用について考察してみよう。情報収集、秘密諜報員、秘密連絡の利用に関する最も古い記録を、私は古代中国の文献『孫子の兵…

国際秘密力24

■ 第24章 第二次世界大戦到来 『神に逆らう者の道は闇に閉ざされ・・・<1>』 1920年代の数年に亘る外国干渉を経て、ロシアは今やソ連と呼ばれるようになったが、この1920年代を締めくくる事件が、ソ連において起こった。レーニンが死に、ジョセフ…

国際秘密力23

■ 第23章 教育 『・・・あなたは唇に慎みを守り知識を保つことができる。<13>』 私には早い時代の東洋の教育方式についての知見が無く、読者はそれを知っておられると思うので、話を西洋の教育方式に限定することにしよう。 古代のペルシャとギリシャでは…

国際秘密力22

■ 第22章 マスコミ 『彼は精錬する者、銀を清める者として座し・・・<6>』 1444年、可動式の活字からなる印刷機が初めて西洋に渡来した。1400年ごろに生まれ、1468年ごろに死んだドイツ・ファルツのヨハン・グーテンベルクは、私たちの世代も…

国際秘密力21

■ 第21章 『シオン長老の議定書』下 自動車王で有名なヘンリー・フォードは、『ディアボーン・インディペンデント紙<4> 』と呼ばれる彼が所有していた新聞紙上で、マルスデンが準備したのと同様の解説と注釈で補完したプロトコルを発表した。これらは19…

国際秘密力20

■ 第21章 『シオン長老の議定書』上 『・・・彼はレビの子らを清め、・・・<1> 』 ロシアに対するIJCの攻撃について前で議論したことを、読者は覚えておられると思う。それはナポレオンとともに始まり、1835年のより陰険なロシア皇帝(ツアー)への…

国際秘密力19

■ 第20章 英国汽船『ルシタニア』 『わたしの道が確かになることを願います。 あなたの掟を守るために。<28>』 第一次世界大戦の危険性は予見され、実際に1914年の8月の初めに戦争が勃発した。当時ウィンストン・スペンサー・チャーチルは英国海軍本…

国際秘密力18

■ 第19章 再起した運命顕示説 米国の帝国主義思想 『その鋭い鎌を地に突き入れて・・・<24>』 世紀の変わり目の1898年、殆どの解説書によれば、スペインはキューバのハバナ港で米国の戦艦『メイン号』を爆沈した。それは今日、知見のある歴史家には疑…

国際秘密力17

■ 第18章 シオニズム出現 『そのとき、ユダとエレサレムの献げ物は主にとって 好ましいものとなる・・・<19> 』 この本の中で常に覚えておくべき重要な人名があるとすれば、それはテオドール・ヘルツルである。1970年代の始めごろに一冊の本を見つけた…

国際秘密力16

■ 第17章 南北戦争と再構築 『同胞の間に立って言い分をよく聞きなさい・・・<14>』 1850年代の始め、ルイ・ナポレオンがフランスの帝位に就き、1853年に美しいユージェニーと結婚した。彼はナポレオン・ボナパルトの子孫であり、国民にボナパルト…

国際秘密力15

■ 第16章 日本に入る 『・・・主が御目にかなうとおりに行われるように。<10>』 私たちは日本を離れ、フィリピンに入りこんだスペイン人とともにマゼランの帆船に乗って西の方向に進み、東洋を離れることにする。私たちとほぼ同じころ、ヴァスコ・ダ・ガマ…

国際秘密力14

■ 第15章 西方に進む 『諸国の民は皆、あなたたちを幸せな者と呼ぶ。 あなたたちが喜びの国となるからだと <1>』 1789年という年はIJCにとって実り多い年であった。フランスでは革命と第一共和制が始まり、北米ではアメリカ合衆国が始動を始めた。…

国際秘密力13

■ 第14章 銀行と混乱 『・・・敵のただ中で支配せよ <9>』 コンスタンス・バターシィ夫人は、ロンドンのマクミラン社から1922年に一冊の本を出した。本のタイトルは『追想録』で、それは彼女の日記であるが、歴史上重要なものである。何故なら、彼女は…

国際秘密力12

■ 第13章 出会い 『彼の家には多くの富があり・・・<3>』 新世界での話を続ける前に、スペインとポルトガルのこれらの早期の航海がどこから来たのかを見てみよう。 イベリア半島は過去長い間侵略されていて、イスラム教によってもたらされたアラブ文化に、…

国際秘密力11

■ 第12章 土着民族 『・・・主は広大な地をしかばねで覆われる・・・<1> 』 多くのことが前節までに書かれないで残ったが、これには理由がある。旧世界で起きた出来事の多くは新しい時代に持ち越されたからであり、また新しい時代の出来事と類似性があり、…

国際秘密力10

■ 第11章 新世界 『そこで、一同は舟に乗って人里離れた所へ行った・・・<12>』 14世紀の中ごろ、元帝国は崩壊し、西洋ではタマレイン(Tamerlane)の名で知られているチムールが、東欧、バルカン、そしてアジアの一部を掌握するために立ち上がった。彼…

国際秘密力09

■ 第10章 マルコ・ポーロ 『では、ユダヤ人の優れた点は何か? <9> 』 ここでちょっと世界貿易の話に戻ると、そこではまだヴェネチアが支配的であった。13世紀の初めのころまでヴェネチアは支配的であり続けたが、多くの歴史書はイタリア半島の反対側に…

国際秘密力08

■ 第9章 マグナ・カルタ(大憲章) 『わたしはあなたの律法をどれほど愛していることでしょう・・・<1>』 彼らは商売領域では常に強くたくましく、カザール国の崩壊の際においても、崩壊とほぼ同時にラベンナ<2> の多数のユダヤ人たちが近くのヴェネチアに…

国際秘密力07

■ 第8章 カザール人 『これらの土地へ・・・』 この本のために調査を始めるまで、私は世界の多くの人々と同様旧ソ連に含まれた地域の歴史については殆ど知見が無かった。さらに旧ソ連の南方の地域についてはさらに僅かしか知らなかった。そして前出のギルバ…

国際秘密力06

■ 第7章 イスラム教とその狙い 『そして彼は船に乗り込んだ・・・』 7世紀の始め、原野に新しい役者が登場した。彼の名はモハメド。またの名をマホメット、モハマド、モハメッド、その他欧州語風の様々な綴り方がある。しかしこの言葉はどの言語でも、特に…

国際秘密力05

■ 第6章 IJC(国際ユダヤ幇) 『懺悔:神々の中の王がそばにおわしますので・・・』 今や西方の人々はキリスト教の魔力の下にあり、生活様式を変えるべき時にきていた。キリスト教以前のローマの人々は愉快な愛すべき人々で、良く働き良く遊び、人生を重…

国際秘密力04

■ 第5章 キリスト教の拡散 『わたしについて来なさい。あなたがたを、人間を捕る漁師に してあげよう・・・<1>』 ここで読者は地図1を見て欲しい。この地図は先に参照したギルバート*の地図を元にしたものである。地図を見ておわかりのように、ユダヤ人た…

国際秘密力03

■ 第3章 古代ローマ帝国による統治 『さあ、シオン(エルサレム)に警報を鳴らせ・・・<5>』 バビロニアにそっくり連れ去られて後、ヘブライ人全部またはその一部が再び利用される時が訪れた。ペルシャ帝国は敵に包囲され、その敵の中には、西方と南方に勢…

国際秘密力02

■ 第1章 起 源 『始めに・・・<1>』 今から約八千年前、今日アラビア半島と呼ばれている地域の、中央砂漠地帯のはるか上空から地上を見おろすことが出来たとしたら、私たちは凡そ100万Km四方[1]にわたる広大な砂の海があり、追い風を受けて砂丘がうね…

国際秘密力01

国 際 秘 密 力 ■ 献 辞 この本が出版に至ったのは二人の方のお陰である。一人は20年連れ添った私の妻、チヨコ・荒鳶・ウェスト<1> である。彼女はたゆまずに、私自身および私たちの信念を支え続けてくれた。また彼女は19年間倦むことを知らずに働き続け…

国際秘密力00

紫霄閣 ロゴ ■ 紹 介 ジョージ・L・ウェスト博士に初めてお会いしたのは一昨年(1994年)初夏のことであった。辱知(じょくち:尊敬する知り合いの)長田恒彦氏から博士の講演会が靖国神社の遊就館で開かれるとの案内を受けたが、その時までウェストと言う…