女イルミナティ06

有名なメーソンの印に(また団体のロゴにも)見られる「G」の文字は、この華々しい中核(ゲオーニーム)を示すだけでなく、彼らが仕える得体のしれない奇妙な選ばれし集団すらをも表わすのであり、その選ばれし集団を著者は「蛇の姉妹の同胞」或いは女イルミナティと呼ぶのである。(Gの小文字「g」は蛇或いは龍を表す。)Gの周りによく見られる放射の光は太陽の光ではなく、金星のものであり、それは姉妹にとって神聖で、秘教の仲間内ではシェキナShekinahとして知られている。

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ジョージ・ワシントン

メーソンとその同類の結社については、その高位で知識のある人間が加入し、参加したくなるだけの、何か秘密であるだけでなく、特権があるに違いない。ゲオーニーム主義者?(Gaonate)は、紀元70年のエルサレムの破壊以後地下に潜ったパリサイ人とサドカイ人のエリートで構成されていた。これらのエリートは既に、猶太・パレスチナ・ローマに多くの心酔者と代理人が居たエジプトのメルキゼデク(アクエンアテン)の結社の一部であった。普通の正統派猶太人はエホバ、男神を崇拝するけれども、猶太教の裏に居るその上層部(ゲオーニーム、シャブタイ、フランク主義者など)は、シェキナShekinahとしても知られる女神アシェラAsherah(ヴィーナス、ルシファー)を崇拝している。ワシントンが立っている市松模様の床は、金星の二つの相  ―明け(の明星)と宵(の明星)― を表している。ワシントンの頭上の、セトを表す三日月と彗星にも注目しよう。これらの天界の思想の理由についてはプログラムで解説している(詳しくはこちら:https://unslaved.com/female-illuminati-program/

ジョージ・ワシントンの子羊のなめし皮の前掛け(アブネットabnet)に注目しよう。前掛けは女性の記号で、元々はエジプトで半分裸の思春期の女性が月経の間その性器を隠すために着けた。メーソンは、象徴的に自分たちを女性化し、女神に仕える際に儀式的に(或いは恐らく肉体的にすら)去勢された男として自分たちを表すためにそれを着けた。著者のプログラムで示したように、メーソンの前掛けには女性の記号が満載である。ヴァイスハウプト、ロヨラ、それに彼らに類する異常な男は、カトリック教会やテンプル騎士団などの家父長制の組織の見せかけの裏で彼らの病的傾向を巧みに隠している去勢された不能男であった可能性は(非常に高く)疑いの余地が非常に小さい。で、テンプル騎士団自体が龍の姉妹の同胞の熱心な使徒であった。性器の「傷」は、冥界の淵に落ち、その活力と権威を奪われたルシファーの傷の儀式的模倣としても使われるのである。

 

黒いロッジの代理人は、世界中のマルタ騎士団、大東社、オプス・デイ、コロンブス騎士団、キリスト騎士団、聖堂騎士団、シッスル騎士団、聖パトリック騎士団、アイルランド人聯合団(United Irishmen)、ハイバーニア人古代結社(Ancient Order of Hibernians)などのような他の機能している秘密結社に工作を指示する。彼らはまた、薔薇十字団、聖ヨハネ騎士団、オレンジ騎士団(Orange Lodge)、ロイヤル・ブラック財団(Black Perceptory)などの表面上はプロテスタントの結社も支配する。これは、シンボリズム(記号学)とこれらの結社の政治的指向を研究すれば明白となる。

然し、我々が、少ししか知られていない華々しい結社 ―ゲオーニーム― の起源について尋ねた時に、一体何と告げられたことか? まあ、通常の宗教的猶太人は自分たちが丸呑みした欺瞞を繰返すことに慣らされている。彼らは、我々にこう告げるのである。即ち、恐らくそれは、紀元70年のエルサレムの神殿破壊後でパリサイ人とサドカイ人の間で分裂が生じたことが起こりである、と。彼らはまた、モーゼがシナイ山で秘密の口述の法つまりトーラーを70人のイスラエルの長老に傳授したときにその起源があるとも、或いは、イスラエル人がバビロン捕囚から解放された後に設立されたとも、秘密の13番目の部族レヴィ族の時代に遡るとも言うのである。

これは、我々がレヴィ族自身が更に(オカルト仲間の間でモーゼ、アーロン、メルキゼデクとして知られる)アクエンアテンと、正史派の歴史家が理路整然と言及することを躊躇う強大なヒクソスの貴族の時代まで遡る祖先を持って居ることを理解する限り、そう言う意味では本当である。これは主に彼らが普通一般の人が知ってはいけないことになっていること ―ヒクソスの貴族(とレヴィ族)は元々、アイルランドイングランドスカンジナビアからの高貴な生まれのスキタイ人であること― を知っているためである。そうなのだ。多くは虚偽の手掛かりと行き止まりなのである。注意深く捏造された出鱈目と煙幕の後ろを理解するには多年に及ぶ骨の折れる研究を要するのである。

結局のところ、ヒクソス-アテン信仰者の末裔のメロヴィング王朝とテンプル騎士団の助けを以てゲオーニーム(つまりメルキゼデク結社)は西方に移り、「フリーメーソン」と言う肩書で看板をかけ替えた。ユダヤ人の見せかけの下で、ゲオーニームの聖なる伝統を守り、「兄弟」が秘密裏に会って陰謀を企てることを可能にするために、悪名高いロッジ・セオドアのようなロッジが形成さたのである。

これは、何故そんなにも多くのメーソンの言葉の比喩的用法や儀式の思想がその起源に於いて「猶太的」に見えるかを説明してくれる。部外者の研究者は過誤でメーソンの記号にあるのはこれですべてと信じている。それが彼らが信じることになっているのである。実際メーソンの記号は、その構成と配列のすべてに於いて、ユダヤ教の起こりよりも遡る。著者が示すようにメーソンのような猶太密教は、エジプトのアテン信仰の形式に於ける堕落したアイルランドドルイド教に外ならないのである ―ユダヤ教のエホバが光の主であるアテンに外ならないように。(この長大な物語については、著者の「文明のアイルランド起源」のサイトを:http://www.irishoriginsofcivilization.com/

論説4では著者は背景を詳述し、ゲオーニームが仕える者について、そして、メーソンのように、彼らは実在して活動している女龍宮廷の支部であることを説明する。

「古代の中心的な秘儀に於ける女性の完全な参加はこれまでに認められていたよりもずっと根深く、多くの高い地位の女性がエジプトの神殿の最も内密な秘儀に完全に通じた者であった。」―トニー・ブッシュビー著「聖書における秘密」

メーソンの起源に関する多くの虚偽の理由については著者の女イルミナティの番組で説明している。著者はメーソンの記号が実際何を示しているのか明かし、誰が最も高い階層から支配し、指示しているかを明かした。

論争の的となろうが、著者はメーソンが我々が信じるように誘導されているような男性優位の組織ではないことを示した。逆に、メーソンの男性優位の親結社は、幾世紀にも亙ってその存在が秘密にされて来た至高に強大な女の少数集団により元々設立され支配された。著者が個人的に頻りに興味をそそられるのはこのメドゥーサ的?(medusan)蛇の姉妹の同胞Serpentine Sisterhood(或いは龍宮廷)の存在と歴史なのである。著者はこの集団の歴史が古代シリアやパルティアやエジプトだけでなく、大洪水以前の世界 ―そう、アトランティスまで遡れるのではないかと信じている。

これらの影のカバルは、捕食者の類である。一度この本当の悪の本質についての事実を手に入れれば、我々は彼らに対抗し、破壊することすら可能である。悲しいことに我々の殆どは、その悪が、特に社会経済的権力ピラミッドのより高いところから発して蠢いていることに関して恐ろしいほど無知なのである。この物に溢れた現代においては我々は極端にこの手の課題に対して後ろ向きなのである。

我々は衰微の状態や我々の世界の兄弟姉妹の窮状について、非常に気がかりになるものである。それは良いが、しかし、我々がこの深い草むらに居て、我々の良き働きを破壊するために動いている捕食性の虎を理解し損なっていて、一体我々の人道主義にどれほどの価値があるのだろうか? その起源、習性、意図について我々は何を知っているのか? あちら側は我々について非常によく知って居り、そのことが今までずっとその巨大な勝負ごとに勝ってきた理由なのである。この状況は変えなければならない、しかも早急に!

イルミナティの番組は、何十年もの間の骨の折れる努力の結果である。それは、我々が全員が巻き込まれている物議を醸す世界の絵をゆっくりと張り合わせたものである。発掘現場の考古学者のように、結果として羊皮紙が、壺がどのように見えるものかはわからないものだ。組み終わるまで、徐々に破片を組み立てて、そして漸くその前に立ってそれが過去の世界について何を伝えてくれるかがわかるのである。これが著者が何年もの間してきたことであり、それは非常に価値のある取り組みであった。

それは偉大な研究である。何故ならそれは、あまりに長い間、我々の世界を病ませ悩ませて来た病的な犯罪一家を暴露し、そして何が起きようと終わらせなければならない古くからの意識上の戦争に対抗し阻止するからである。

  (これで論説1は終わりです。次回から論説2です ―燈照隅)