女イルミナティ19

論説3 猶太人とテンプル騎士団:語られない物語

            マイケル・サリオンのサイト

           ホームページ:http://www.femaleilluminati.com/article-3.html

「わが民の中には悪い者が居り、鳥を獲る者のように横たわり、わなを置いて人を捕えるように待ち伏せる。かごに鳥が満ちているように、彼らの家は不義で満ちている。彼らは裕福な者、力のある者となり、 肥えて、つやがある。その悪しき行いには際限がない。」―エレミア書5:26

世界の陰謀に於ける猶太人の役割の話は、一つの論説や一冊の本では語りつくせない。それは数千年に及び、迷宮のようなものだ。

多くの著述家が、自らが見るように事実をさらけ出そうとしてきたが、その中でかなりの人数が秘密裡に世界的な混乱を組織化してきたことに対して猶太人を殊更非難している。ネスタ・ウェブスター、クイーンズボロー婦人(エディス・スター・ミラー)、レオン・デ・ポンサン、アーノルド・リース、ダグラス・リード、ユースタス・マリンズ、リンカーン・ロックウェル、デイヴィッド・デューク、テッド・パイク、デイヴィッド・アイク、ウィリアム・ピアス、テゼ・マーズ、C・J・ビヤークネス、デアンナ・スプリンゴーラ、デイヴィッド・アーヴィング、アーメド・ラーミ、ケヴィン・マクドナルドなどの作家や研究者*は、我々の地球を悩ませている陰謀の非常に多くが世界を股に掛ける邪悪な猶太人の超陰謀の一部であると確信したのである。これらの著者は猶太の歴史に多くの汚れた話を明かし、旧約聖書、タルムード、シオン長老の議定書などからの文章を引用して、自分たちの猶太人告発を補強している。
*それぞれの代表作?一覧を載せました。一番下の「猶太追及の参考文献」をご覧ください。(燈照隅)

実際、猶太人は、破壊活動の策動に於いて、頻繁に不釣り合いにエネルギッシュな煽動者且つ活動当事者であった。しかし、なぜそうなのだろうか? これは如何にして合理的に説明できるだろうか? 特に素行の厳しい道徳律(キリスト教徒に知られているものより遥かに明白で破ることが出来ないもの)の下に育てられた人々― が何故、他の民族に対して悪を働き、暗殺、大量殺人、無秩序、社会主義、それに一般的な混乱を煽動し、そしてそれらに参加するのだろうか? 十戒の「汝殺す勿れ」はキリスト教の出現よりも何世紀も前からユダヤ人に守られて来たモーゼの律法から来たものである。神を喜ばせ、天国に至るために念入りに道徳的生活を送る絶対必要なものは、猶太教にこそ不可欠のもので、キリスト教にではない。

そして、猶太人が西洋文明を弱体化することに否応なしに興味があるとすれば、何故、そんなに多くの猶太人がその(西洋の)利益を追求するのか? 何故、そんなにも多くの猶太人が非猶太人に対してずっと役立ち、友好的であり続けたのであろうか? 何故そんなに多くが西洋の文化に、貴重な方法で、そして、音楽、美術、喜劇、文学、歴史、宗教、法律、健康、心理学、映画製作、演劇、情報などのあまりに多くの分野で、寄与したのだろうか?

「猶太人はどこにいても革命家ではない。猶太人はどこにいても自分が阻害される社会に不満であるが、それは、当然であり、不可避なのである。しかし猶太人は常に、或いは通常、屡々自分が大きく利益を得る偶然性をも孕む既成の社会秩序を顛覆することに向けてその力を行使しない。…猶太人はヨーロッパの歴史に於いて、革命の主因ではない:全く逆である。」―ヒレア・ベロック著「猶太人」

今世に出ている研究にも拘らず、我々には世界の犯罪史における猶太人の役割について多くの不可解な問題が残っている。殆どの反ユダヤ的研究者の作品を読んで、我々はその報告のあらゆることを確認できるだろうか? 彼らの告発は正確だろうか、或いは猶太人の破壊の傾向についてもっと尤もらしい説明はあるのだろうか?

そのような問題を熟考する一方、我々は本質的な点と事実に気づいている。第一の点は猶太と言うまさにその用語に関わる。その言葉が本当に民族に関して意味するところを見極めることは、簡単な問題ではない。それは、父称のユダJudah、そしてイスラエル人Israeliteの同意語のヘブライ人Hebrewやレヴィ族Leviteと関連があるのだろうか? 「J」が「Y」や「I」と入れ替わると何か変わるであろうか? その用語の起源は何なのか、そして、今日その名称を使っている人々と違う民族を表すのに(過去に)使われたことはあるのだろうか? その言葉はもっと前の時代に遡り、もっと古代の非セム系民族に遡ることは出来るのだろうか?

キリスト教が猶太教から来たことは聖職者により認識されているが、猶太教は何処にその起源があるのか、そしてどこにその祖国があるか、或いは、ヘブライ人や猶太人とは誰のことだったのか、についてはこれまで一度も誠実に暴かれたことはなかったのである。「ヘブライ人Hebrew」や「猶太人Jew」と言う用語は、欺瞞の目的でアラム語族の人々に授与され、それはこの民族 ―今の所謂猶太人― をそう呼ぶには誤称なのである。」―コナー・マクダリ

猶太人(伝統的な認められた意味で)と言う言葉の最初の使用は旧約聖書エステル記に出て来る。この書の中心的な主人公、ベニヤミン族のモルデカイは「猶太人Jew」として記述されている。研究者の中にはこの用語はこの形ではずっと後の時代まで使われなかったと主張する者や、猶太人がこの名称で自分たちを指したのは1860年になって漸くであったと主張する研究者もいる。これが本当なら、後の翻訳(解釈)者が言葉や名称を修正若しくは改竄して、正統な位置づけではない文書にしたことがあるのは最初ではあるまい。このような誤魔化しの例は数百にも上り、中には故意に人を欺くものもある。聖書学者と歴史学者はこれを指して「敬虔な詐欺pious fraud」と呼ぶ。

特定の歴史家の疑いにも拘らず、因習的な論理は猶太人Jewと言う言葉が恐らく猶太Judeaの土地が由来であると受け容れてきた。そのJudeaと言う地名は父称Judahが由来であり、それは出エジプトの後イスラエル南部に造られたJudahの部族と王国、を意味する。(Judahはこの場合、初期の家父長、即ちヤコブの息子、イサクの息子、アブラハムの息子である。)この意味においてJudite或いはJewはJudeanの先祖から母系の血統で下って来た人間のことであろう。(Judahと言う名前はYahud、Yahuda、Yehudah、それにAudaとまでなることもある。)

Yudahの部族はイスラエル王国の敵であり、10の部族から構成されていた。Judahには自らの王、聖職者、法律があり、実際には二つの部族 ―JudahとBenjamin― で構成されていた。著者は論説2でベニヤミン族の重要性について説明した。(論説2:http://www.femaleilluminati.com/article-2.html

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イスラエルの12部族を表す12の宝石をあしらったコーエン・胸飾りKohen Breastplateを装着した猶太人聖職者。全ての伝統がそうであるように、キリスト教と猶太教の主題と用語、即ちコーエンと言う言葉と胸飾りの記号はドルイド信仰とアメン信仰にその起源がある。コーエン(Kohen或いはCohen)は(Canaan、Cana、Khan、Chan、Changのように)アイルランド語のConn、Cian、或いはCainその他が由来で、蛇の聖職者を意味する。この言葉のシュメール語版は「精液の守護者」を意味する。これはメーソンにも聖職者や教師として仕える人間を認証するために使われた用語である。数字の12はそれでも黄道帯を暗示する。(詳しくはこちら:https://infogalactic.com/info/High_Priest_of_Israel

ドルイドは白いローブに、詩人は青いローブに身を包んだ。首領ドルイドイスラエルの高僧の胸当てとよく似た12の宝石が付いた黄金の胸当てを纏った。そのような胸当てはストーンヘンジの墳墓の一つで遺骨の上にあるのが見付かっている。」―フレデリック・ハベルマンFrederick Haberman 著「我々の祖先の追求Tracing Our Ancestors」

「裁判の仕事に従事する時、大判事は首に鎖で掛けた、貴重な宝石で飾った小さな人形を着けた。これは真実と正義の二重の性格の下に崇拝した女神を表すもので、トメイThmeiと呼ばれた。これはそれなりの理由があって想定されて来たのであるが、即ち、これは同じ家父長的要素の堕落であったが、その後ヘブライの宗教に於いて高位の聖職者のトンミムThummimとして発達したものである。」―ジョージ・スミス著「非猶太民族(1853年)」

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メノーラ。それとも、ア・メン・ラーだろうか?

ユダの形成は12部族との間に分裂を惹き起こしたので、猶太の歴史の始まりからユダの2部族は叛逆的、反抗的に行動した。それは自らを猶太人と呼ぶ人々にとって良い兆しではなく、猶太人とイスラエル人を自動的に関連付けないように我々に告げる。それは、よくある間違いである。各々の集団はそれぞれに別個の歴史を持ち、その一部が旧約聖書に開示されている。然しながら、我々は、それを、古代猶太人が古代イスラエル人と同じ神を崇拝していたと取るだろうか? そうでなければどうだろう? それは猶太人の歴史に関する謎を幾ばくかでも明らかにする手助けをしてくれるであろうか?

そして、所謂古代イスラエル人がエホバJehovahではなく、それより以前の神を信仰していたとしたらどうであろう? 古代イスラエル人と言う名称を使う人々が実際にはエジプトの高貴な生まれの貴族で、そこでよく知られた神々を崇拝していたとすればどうであろう? 彼らが女性の神々を崇拝していたとしたらどうであろう? これは何かを説明してくれるだろうか?

重要なことには、嘗てはイスラエルの存在を証明する最初の碑文を含むと報告された古代エジプトの石碑 ―メルエンプタハ石碑― は後になって紛れもない捏造であることが発覚したことであった。古代イスラエルの存在が歴史的に証明できる事実であれば、何故その証拠を捏造するのか?(詳しくは、著者の「文明のアイルランド起源」をお読みください:https://www.amazon.com/Irish-Origins-Civilization-One-Traditions-ebook/dp/B007EI6456/ref=sr_1_7?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1531855270&sr=1-7

「ヨセフスはヒクソスが『猶太人』であると断言するが、最初のヒクソスの追放以後千年、二度目の追放後何百年かまで『猶太Jew』と言う言葉は歴史的記録には現れないのであった。…我々はヘロドトスがそのような部族について聞いたことがあったと言う如何なる兆候も持って居ないし、猶太の王国については更にそうである。」D・M・マードック著「モーゼは存在したのか?」

「猶太教と言う記述的な名前はヘブライ人或いは『イスラエル人』には聞いたことがないものであって、キリスト教にのみ現れるのである。フラウィウス・ヨセフスは、自分が競争相手のギリシャ思想(ヘレニズム)よりも優れていると信じていたガリラヤの信仰の統一性、道徳的戒律、宗教的活動と儀式的慣習を暗示するために、ローマとの戦いの物語の中でこの名前を使った最初の一人であった。猶太教と言う言葉が生まれた時、最早そこにはヘブライの『イスラエルの』国家はなかった。猶太教の信経を奉じた人々は既に多くの民族と血統が混ざったものでこの(民族の)多様化は急速に進んでいた。」アルフレッド・M・リリエンタール博士著「猶太は人種に非ず」

マードックはその言葉が民族を表す限りにおいて正しい。勿論何らかの形で、或いは他の呼び名で猶太Jew(Yahud、Auda、或いはIodhなど)は古代において存在し、何らかの謎の信仰集団や社会に於いて霊的階層(カースト)と聖職者の身分を意味していた。著者が他で示したようにこの用語は元々は櫟(イチイ)の木の崇拝者に由来し、純粋にアリアン(の言葉)であった。(詳しくはこちら:https://www.amazon.com/Trees-Life-Exposing-Holy-Deception-ebook/dp/B007OE2TI6/ref=sr_1_10?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1533212821&sr=1-10

勿論、この古代の歴史のすべてが、後に猶太人として知られる人々が何らかの形で聖書に出て来る猶太人(Judeans又はJudites)と関係していたことを証明するものではない、特にJudites が実際にエジプト人であったならば。にも拘らず、JuditesやベニヤミンBenjaminが傲慢で反抗的であったと考えると、誰が、あからさまに彼らと関係があった(親類関係があった)と認めるだろうか(誰も認めないであろう)。誰もが、伝えられるところイスラエルの地の北側の領土にあった、より偉大なイスラエルの家に関係していたいと思うはずである。何れにしても単に後の誰かが猶太教の宗教に改宗することを決心したからと言ってそれはその誰かが生物学的に古代の猶太やイスラエル(Judites又はIsraelites)と関係していたという意味にはならないのである。その人間は自らが猶太民族でなくても、父姓の猶太(Jew)を取り入れる(名乗る)のである。残念ながら、これは我々がここでこれ以上考察できる問題ではない。

二つ目の決定的且つもっと物議を醸す懸念は、もし、猶太人が実際に世界の陰謀的結社の中で主な活動家でも扇動者でもなかったらどうであろうか、と言うことである。これは滅多にその他の明らかな容疑者 ―イエズス会、赤い教皇、メーソンテンプル騎士団、黒い貴族、或いは龍の姉妹同胞(女イルミナティ)など― を見ようとしない反猶太的研究者からは歓迎されない考え方である。当然のことながら悪の召使いだからと言って罪に問われない訳でも許されるわけでもないが、しかし事実として残るのは、彼らは世界の陰謀の網構造の設計者ではなく、寧ろ召使いである、と言うことだ。彼らは一角獣ではあり得ても王家の獅子ではないのである。

歴史を通じて利巧な猶太人の家系や個人はムーア人オスマントルコ教皇や黒いヴェネチア人、ヴェルフ[1]オーストリア=ハンガリーボリシェヴィキ社会主義者、そして最も重要なのが、テンプル騎士団-メーソンの陰謀団などに仕えて来たが、この最後のテンプル騎士団-メーソンの場合には、我々が見て行くように、特殊で決定的に重要な捻じれが関わっている。

 

[1] ヴェルフ家(Welf、Guelf 又はGuelph)は、中世の神聖ローマ帝国で皇帝位を争った有力なドイツの諸侯。ヴェルフェン家とも呼ばれる。同家の先祖はカール大帝時代の、バイエルンの高貴な家系出身のヴェルフ伯である 。

だから著者が再三指摘するように、我々は、我々に知られている多くのより明白な陰謀性の団体は実際にはもっと得体のしれない上層団体の命を受けて働いている下層の代理人であることを受け容れなければならない。著者の作品では悪がそれによって自らを明らかにする、この悪の構造と悪性のピラミッド構造に関して取り組む。著者は「高位の権天使」と秘密の悪の計画を執行するための魔法使いや統治者に使われる方法に焦点を当てる。

 

【猶太追及参考文献】

ネスタ・ウェブスター 「世界革命とイルミナティ」(1990)

クイーンズボロー婦人(エディス・スター・ミラー)「オカルト神学(全2巻)」(1933~34

レオン・デ・ポンサン (Léon de Poncins)「The Secret Powers Behind Revolution: Freemasonry and Judaism」(1929)

アーノルド・リース 「The Jewish war of survival」(1947)

ダグラス・リード 「The Controversy of Zion」(1978)

ユースタス・マリンズ 「衝撃のユダヤ5000年の秘密―ユダヤはなぜ文明に寄生し破壊させたか?」(1968)
  (1978年再発行)

リンカーン・ロックウェル アメリカナチ党の設立者・党首

デイヴィッド・デューク 「猶太優越主義」(2003)「私の覚醒」(1998)

テッド・パイク 「Zionism and Christianity: UNHOLY ALLIANCE」(2004)

デイヴィッド・アイク 「Guide to the Global Conspiracy」(2007)

ウィリアム・ピアース 「New World Order Comix - The Saga of White Will」(1993)

テゼ(テクセ)・マーズ 「DNA Science and the Jewish Bloodline」(2013)

C・J・ビヤークネス 「ADOLF HITLER BOLSHEVIK AND ZIONIST」(2019~2020)

ディアナ・スピンゴーラ 「The Ruling Elite: A Study in Imperialism, Genocide and Emancipation」(2011)

デイヴィッド・アーヴィング 「Hitler's war」(1977)、「Churchill's war」(1987)

アーメド・ラーミ 「Tabubelagda tankar ("Tabooed thoughts") 」(2005)

ケヴィン・マクドナルド 三部作
 「A People That Shall Dwell Alone (1994)」
 「Separation and Its Discontents (1998)」
 「The Culture of Critique (1998)」