猶太と世界戰爭(新仮名)21

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第二章 猶太と世界戦争
五、日本と猶太(昭和13年11月23日)続き

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一般論が長くなったので、ここで筆を転じて、いよいよ具体的に日本と関係を持つ猶太人に関して記述することにしよう。勿論、日本と関係のある猶太人と言っても、上述のことで明らかなように、その限界は決して明瞭ではないので、ここでは主として現存の猶太人を見ることにし、時としてそうでない者にも及びたいと思う。なお國際民族としての猶太は、これまた記述の通りに、現在に於ては独立した猶太國を持っていないのであって、例えばパレスチナ又は満州國の北部に隣接するビロン・ビジャン州(ビロビジャン州)の如きは大局から見て問題とはならないのであり、従って彼等は、常に表面的には英國人・米國人・ソ連人・フランス人等と称しているのである。日本との関係に於ては、彼等は何れもこれらの國人として登場して来るので、特に我々の関心を要するのである。

現在わが國に渡来している外國人は、猶太的ソ連を脱出して来た露人又は東洋人を除く時には、約八割は猶太人(或いは秘密結社員)であって、反猶國独逸の國籍を持っている者の中にも、独逸現政府成立以前又は以後に渡来した猶太人が相当にあるのである。殊に注目さるべきは、学校関係又は音楽関係の猶太人であって、彼等の手を通じてなされる組織的文化ボルシェヴィズムは、わが國将来のために、充分に防禦されなくてはならないであろう。防共日独間に締結された文化協定を生かすためには、先ずこの点の処置が大切であろう。とは言え、事業方面に進出している猶太人や言論機関へと奸策を以て魔手を向けている猶太人もまた決して放置さるべきでないことは言う迄もない。しかし我々は、ここでは主として、わが國を囲んでスクラムを組んでいる猶太支配下の諸國の中枢に地位を占めている強力猶太人のみについて語りたいと思う。

猶太勢力がその國に於て優勢である順序に論ずる時に、第一に挙げるべきはボルシェヴィズム國ソ連である。

最近のスターリンの政策が反猶的であって、かの所謂粛清工作の如き猶太勢力の削減のためであり、元来トロツキーの追放そのものが然りである、という説も行われているが、これは一部のためにする宣伝であって、少なくとも最近まではトロツキーとゲー・ペー・ウー*とは連絡があったのであるし、従ってスターリン派もトロツキー派もその中枢を形成するものが猶太人であることを知るとき、両派の間の闘争は暗黙の了解の下に表面的に繰返されていたかにさえ見えるのである。或いは精々の所、唯物論者にふさわしい私刑の相互賦課であって、権力猶太人の私闘が所謂粛清工作となっているのである。スターリンの義父カガーノヴィッチの閨閥が健在であって、ソ連の重要地位の幾つか占め、ロボットとしてのスターリンを躍らせている限り、ソ連は文字通りに猶太の独裁國であって、これが所謂プロレタリヤ独裁の真相であり、マルクス自身の趣旨にも叶っているのである。

*ソヴィエト国家政治保安部(秘密警察):前身は1917年に設立されたチェーカーで1953年に廃止されたが、多くの残党がKGBに引き継がれた。

然しソ連の猶太性を解するためには、その思想的元祖であるマルクスを顧みなくてはならない。彼が猶太人であることを知らない者は今では世界中に一人もないと言って差支えないであろうが、モルデカイを本名とする彼は、猶太人中でも最も猶太的である猶太法師の子であって、前にも論及した通りに、便宜上改宗したが、実際には熱心なタルムードの信仰者であった。そして彼が如何にタルムード精神に富んでいたかは、一八七一年のパリ共産党騒動に際して、パリの猶太富豪ロスチャイルド家は掠奪せぬようにとマルクス自身が指令を出していることでも判明するのである。このことは、古くはフランス革命、大戦後の独逸に於ける諸赤化系騒擾(そうじょう)、ハンガリー共産革命、そして最も大規模にはソ連ボルシェヴィズム革命、最も新しくはスペイン人民戦線革命などに於て、猶太系富豪が何等の損傷を蒙らず、猶太教会堂が多くは破壊の運命を免れているという事実によっても証明されるのである。なお注目すべきことは、マルクス自身もフリイ・メイスン秘密結社員であって、一八四五年十一月十七日にベルギー國ブリュッセルの「社会主義結社」の会員となったことである。彼の父猶太牧師もまた秘密結社員であったことは言う迄もない。

ソ連猶太革命の先駆者ケレンスキーが猶太人であり、且つフリイ・メイスン結社員であったことは割合に知られているが、ボルシェヴィズムの元勲レーニンもまた母系の猶太人でありフリイ・メイスン結社員であることは、なお充分知られていないらしい。然しレーニンの場合に特に注目すべきことは、その細君のクルプスカヤが純猶太女であった事であって、我々がしばしば他の場所でも説いて来たように、猶太女を妻としている非猶太人の場合は、日本に於てさえもその例があると言われる通りに、その行動は純猶太人の場合よりは過激にして無良心なることが多いのである。猶太人が非猶太女を妻として迎えることは猶太法によって厳重に禁止されているのであるが、猶太女は猶太の世界政策に積極的に有効である場合には非猶太人に嫁ぐことを許されているのであって、その最も普通の場合は、有力なる非猶太人の細君を毒殺又は三角関係によって除き、その後釜として据るやり方と、将来有望の非猶太人を捕虜にするやり方とであって、夫を操縦して猶太のために働かせる許りでなく、子供を猶太的に教育するのである。従って猶太人の場合よりも、猶太女を妻とする非猶太人の場合の方が悪質であり得る場合の多い事が理解されるであろう。それ故に、仮に或論者の説のようにレーニンが母系の猶太人でなかったとしても、後のボルシェヴィズムが猶太性のものであることは疑う余地はないのである。後述するスターリンの場合も事情は全く同じであることは、ソ連と猶太の関係を見るのに特に重視されねばならないことであろう。かくてレーニンは、その血にふさわしく或いはその「人為的猶太人」であるにふさわしく、飽迄(あくまで)残忍性を帯び、また拝金的で、淫乱性であって、その死は正真正銘の脳梅毒性半狂乱であったと言われている。

スターリンもまた猶太系であることは、昨年十一月のフランス雑誌「ル・ジュルナール」の明らかにした所であって、その母は猶太行商女であったと言われている。しかしこれが真でないとしても、彼の政策が猶太的であることは、その妻がカガーノヴィッチの娘(妹?)であることで判明する。その後幾度か彼の赤い恋が伝えられたが、何れもこの事情を世界的に誤魔化そうとする作為にすぎない。何れにもせよスターリン自身が猶太の単なるロボットに過ぎないことは、本年六月三日の猶太雑誌「アメリカン・ヒブリュー」紙が彼を「共産主義の鉛の兵隊」と言っているのでも判明するし、また 一アメリカ猶太人が一九三四年に既に、スターリン政権の実権はカガーノヴィッチ閨閥にあることを説き、カガーノヴィッチこそツァー(ロシア皇帝)の國の真の支配者となるであろう、と述べていることからも明らかであろう。それ故に我々は、ソ連の一部にカガノーヴィッチ王朝と言われているカガノーヴィッチ閨閥について一言しておくことにしよう。

前述の如くに、この閨閥は次第にソ連の重要なる地位をその手に収めつつあるのであって、今はそれを一々列挙しないが、恐らく今後は一層そうなって行くであろう。幾度の粛清工作に際してもいまだ嘗て一度も噂にさえ上らなかった猶太高官はこの一家だけとも言うべきであって、実権を次第に掌握しつつありながらも、とかく余り表面に立ち現われない所は、この一家が猶太的なタルムード論理を充分に会得しているためであろう。あらゆる粛清工作は、この閨閥に不都合な者の絶滅がその目的であると言われるのも決して故なきことではないのである。

ソ連と関係のある猶太人と言えば、今は追放の身ではあるが、トロツキーを見落してはならないことは言う迄もない。猶太資本の援助によって遂行した革命の土地を追われたとは言え、なお彼がボルシェヴィズムの信奉者であることは、彼が猶太人であることからのみ見ても当然であって、現在の彼の目標乃至使命は北米の赤化にあるのであるが、その北米とソ連との関係が最近多少の動揺を見せているとは言うものの、久しく極めて親密であったことを知る時には、スターリン及びトロツキー両者自身が如何に考えているかにも拘らず、両者共に相携えて猶太戦線に立っていることだけは間違わないのである。なおトロツキーがフリイ・メイスン結社員であったことは、彼の自伝に、「それは如何にも不思議に響くであろうが、自分をマルクス主義に導いた最後の橋はフリイ・メイスン結社であった」と書いているのでも判明する。なおこのトロツキーの語は、フリイ・メイスン結社も共産主義も國際資本主義も何れも猶太的陣営の一部であることを証明するに役立つであろう。

ボルシェヴィズムの猶太性は、ソ連外交部長のリトヴィノフが猶太人であり、最近まで東洋に権勢を振っていたブリュッヘル将軍[1]もヒェジーンという本名の猶太人であり、最近辣腕を謳われているメヒリスもまた然りであることや、殺人鬼として世界にその悪名高かりしゲー・ペー・ウー長官ヤゴータのみならず、ラデックもまた然りであった事を知る時に、一層明らかとなるであろう。そしてこれ等の猶太人は殆ど例外なく別の本名を持ち、また通名としても他になお幾つかの名をさえ有しているのである。リトヴィノフの如きは、約三十年前のスターリンとの共同の文字通りのギャング時代から今日に至るまで、数個の改名をして来ている。特に著名のものでも、ヴァラッハ又はフィンケルシュタインというのがある。また前に論及した「アメリカン・ヒブリュー」はソ連英米との接近を彼の功績であるとし、「ルーズヴェルトを買収した」のも彼であるとさえ明らかに言っている。なお彼に関しては、彼が純猶太フリイ・メイスン結社であるブナイ・ブリス結社の会員であることも忘れられてはならないであろう。

[1] ヴァシーリー・コンスタンチノヴィチ・ブリュヘル(Vasily Konstantinovich Blyukher, 1889年11月19日~1938年11月9日)は、ソ連赤軍の司令官、ソ連邦元帥。1930年代末におけるスターリン大粛清の著名な犠牲者の一人。

 

ボルシェヴィズムとフリイ・メイスン結社との関係について述べておきたいのは、表面私刑に処せられた猶太人ラデックがフリイ・メイスン結社の有力な会員であったがために事実上助命されたことであり、また一時禁止していたフリイ・メイスン結社をスターリン政権が近年に至って再許可するに至ったという事実である。

なおゲー・ペー・ウー長官としてヤゴータ以上の辣腕と称せられたエジョフ及び総理大臣格のモロトフの二人が、スターリンと同じく猶太女を細君としていることも付記しておく値があるであろう。それ故に相当に実権ある著名な非猶太人としては唯一人思想的には空虚なヴォロシーロフ**があるだけであると称せられるのも故なきことではない。

**クリメント・エフレモヴィチ・ヴォロシーロフは、ソビエト連邦の軍人、政治家、ソ連邦元帥、ソ連防大臣、國家元首に当たる最高会議幹部会議長を歴任した。ソ連邦英雄、社会主義労働英雄。

 

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ソ連が共産系猶太の本山であるとすれば、資本主義猶太の本山は現在では米國である。然し共産主義ソ連が所謂民主政策の採用などという名目の下に次第に資本主義化しつつあるのに対して、米國はジュー・ディールと評されるニュー・ディール政策等によって次第に赤化しつつあることを見る時、両者が最近迄國交上極めて親密であったのは自然の理であろう。三人に一人が猶太人である俗称ジューヨーク本称ニューヨークを有することによって象徴的に示されているように、現在最も多く猶太人の居住しているのは米國であり、また最も富裕且つ有力な猶太人の最も多く集っているのも米國である。最も過激であると称せられる純猶太フリイ・メイスン結社ブナイ・ブリスの所在地が米國であり、また日本で燈台社***として知られている偽装猶太的キリスト教団体の本拠が米國であることを考慮する時、如何に米國が猶太の天國であるかは判明するであろう。

***灯台社(とうだいしゃ)は、アメリカ合衆国に本部を置くものみの塔聖書冊子協会の日本支部としてかつて存在していた団体。

さてこの米國とわが國との現在の関係に筆を進めるのに、今後わが國として最も注目すべき國はこの國であろう。先ず十一月三日の帝國政府の声明に関する米政府の態度を見るのに、それへの暗黙の解答とも言うべきものは、一昨年十一月のブリュッセル会議後のデヴィス代表の報告の発表であって、それによって所謂九ヶ國会議の再開を暗示して威嚇的態度を取っているのである、と伝えられている。また別の報道によれば、現実主義の英國は現地の状況の即応した政策に転じつつあるが、米國は相変らず理想主義を捨てず、九ヶ國条約又はケロッグ不戦条約を正面にふりかざしているとも伝えられている。

ここで想起されるのは、満州事変の頃に於けるスティムソン國務長官の理想主義的恫喝外交であり、イーデン前英國外相の反日独伊理想主義外交であるが、これらの外交が何故に常に反日独伊であるかの謎は、國際連盟始め所謂理想主義外交機関なるものが、猶太人の手により猶太の利益のために現実を無視して頭脳によって構成された抽象的存在であるからに外ならない。國際連盟が、その起源から見ても伝統から見ても、その一貫した人的構成から見ても、殆ど、全く猶太機関であり、またフリイ・メイスン結社系機関であることは、今更一々実例を列記して説明する必要はないであろう。所謂不戦条約もまた猶太人にしてフリイ・メイスン結社員であるケロッグの策謀であり、九ヶ國条約もまた支那の門戸開放等の着目の下に支那に於ける猶太の独占的地位を確立しようとする猶太側の策謀に過ぎないことは、ここに特に力説しておく必要があるのであろう。とにかく、國際連盟及び他の米國主唱の諸國際条約は、現在では例外なく猶太の世界政策機関であることが判明するのである。それ故に、米國が表面上國際連盟に加盟していないことは、むしろ却って猶太政策に取っては有効なのであって、一方に失敗した時は他を以て当ろうとする猶太式の二重政策に過ぎないと考えられる。それ故に帝國政府が最近國際連盟とのあらゆる協力を断絶したのは日本外交としては稀に見る英断であるが、しかしこれによって猶太的國際連盟との関係は希薄になったのではなく、米國経由で猶太連盟の意志は今後もわが國に伝わって来るであろう。

とにかくこのギャングの國は、その対内外の政策に猶太的ギャング性の見られる事が多いので、利益関係の如何によっては、その表面的な中立は何時急変して来るかもはかり知られないのである。この事は、世界大戦時における米國の態度に最もよく表明されている。殊に近来注目すべきことは、単なる通商協定以上の協定が英米カナダ間に締結されたことであって、ミュンヘン会談に於て一敗を喫した英仏の猶太が、英に於ては猶太派のイーデン、チャーチル又は労働党猶太頭首等の口を借りて、仏に於ては植民相マンデル又は猶太党首ブルムの率いる社会党その他の左翼諸党の力を借りて主張して来た所のものが実現されたのであるとも言い得るであろう。

さてここで直ちに個々の代表的猶太人に移ることにするが、その代表的人物の先頭に立つ者がルーズヴェルト大統領であることは言う迄もないことであろう。即ち、彼は、その血統から見て十七世紀頃にスペインから流れ込んで来た猶太人の一家に生を享けたのである。また彼はフリイ・メイスン結社員であって、オッド・フェロウ結社の第三十二階級に属すると称せられている。その息子(何れも秘密結社員である)の一人が昨年頃大武器会社の猶太人社長の娘と結婚し、またその息子がハリウッド入りをしたということも、彼の猶太血統を証明するには充分であろう。英米その他の武器会社の大部分、また米國の映画会社とその俳優の大部分が猶太人であることは、世界の言論通信機関の場合がそうであるのと同じく、今では世界の常識である。

また、ルーズヴェルト大統領のブレン・トラストが殆ど全部猶太人であることも隠れなき事実であり、それ故にそのニュー・ディールは、ジュー・ディールと悪評されることもあるのである。かく猶太人として猶太人の利益を中心として政策を立てることは、彼が常に「ファッショは人類の敵である」と言っていることの意味をも証明するであろう。猶太政策の最も有力なる邪魔物でであるファッショ及びナチスはそれが猶太人によって人類の敵と呼ばれるそのことのみによっても、既にその政策が正しい人道政策であることの証明を受けたとさえ言われ得るのである。かくてルーズヴェルト大統領個人の場合を見ても、國際資本主義が猶太主義であり、従って結局共産主義であることも判明するのである。

國務長官ハル自身は猶太人ではないが、しかしソ連又はデモクラシー諸國の多くの有力者の場合がそうであるように、彼の場合もまた細君は猶太女であり、それもかのボルシェヴィズム革命の資金主であるクーン・アンド・ローブ会社長の親類の娘なのである。それ故に彼の政策がルーズヴェルト大統領のそれと根本的には完全に一致することは疑のないことであって、独墺合併の際及び最近の独逸に於ける猶太人排撃に際してハル長官の溌(発)した米國人道主義の衣を着た猶太保護の宣言は多少この方面の事情に通じた者ならば、それが大統領又は國務長官の背後に立っている富裕な有力猶太人の指令であることを直ちに感得するのである。東西両洋に於て猶太の世界支配がかなりの動揺を来しているのを考慮すれば、この系統の宣言的言説は今後一層激しくなるであろう。いま猶太に取っては、その存立に拘る危険が迫りつつあるのである。

ここで多少本論を外れるが、異邦独逸及びイタリアの最近の対猶太人態度に関して一言しておきたい。イタリアが最近になって、猶太問題に関して独逸と殆ど同一の態度を取るに至ったことは、新興精神に生きる全体主義國家としては、欲すると欲せざるとに拘らず、猶太人を自己の体内より排除せざるを得ないことを証するものである。又ドイツの最近の猶太排撃は、猶太系通信機関を通して来る日本の諸新聞の記事のみからは判明しないが、決して独逸方に非があるのではなくて、デモクラシー諸國に於ける猶太人が組織的に長年月に亘って独逸貨(製品)ボイコットを継続して来ているのに対する一種の報復が、今度の機会に表沙汰となったにすぎないのである。独逸貨は、デモクラシー諸國に於て、日本貨が支那に於て事変前に受けていたのと同じボイコットを受けているのであって、独逸が自己の生存のためにその組織的ボイコットに対して或種の手段を取ることは当然のことであろう。

米國に関する部分が長くなったので、以下は極く簡略に述べなくてはならない。外國電報は屡々純猶太フリイ・メイスン有力結社員バルークが大統領と会見することを報じているが、彼こそは米國の「無冠の帝王」と称せられる有力な猶太人であって、彼の動くところ軍拡ありまた戦争ありと称せられ、ルーズヴェルト大統領自身彼を「米國中の最も取るべき人間」と呼んだと伝えられている。

次は墺國生れの猶太人フランクフルター教授であって、「最有力の米國民」と称せられる彼は、バルークと同じく時として大統領以上の権力を有すると言われるが、それは彼がその背後に無数の共産主義系団体及び本質的に赤化していると称せられる米國の大学の勢力を持っているからである。高等法院有力判事ブランダイス及びウィルソン大統領以来の名物男ハウス大佐も猶太人でありフリイ・メイスン結社員であるが、ニューヨーク州知事レーマン及びニューヨーク市長ラガーディアもまたそうであることは誠の脅威に値するであろう。特にラガーディア市長のヒットラー総統侮辱は有名であるが、これは彼が猶太人である許りでなく、ゲー・ペー・ウー長官ヤゴタと共に殺人鬼として世界にその名を轟かしたハンガリヤ赤色革命の張本人ベラ・クーンの親戚であることを考えるならば、それは容易に理解できるであろう。また日本人としては、物理学者として著名なアインシュタインが猶太人でありブナイ・ブリス結社員であって、独逸在住時以来隠れもなき共産主義シムパ(同調者)であることをも知っておくべきであるし、近頃日独いじめで名を売っているビットマン外交委員長は勿論のこと、その反対派である如くに見えるボラー議員、その他ブルム議員等がすべて猶太人であることも忘れてはならない。

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