国際秘密力000

※必ずお読みください

国際秘密力は以前「紫霄閣(ししょうかく)」と言うホームページに長らく記事として掲載されていた作品です。内容が非常に興味深かったため、私、燈照隅が全てのページをダウンロードし、ワード形式に転載・保存していたものです。ある日、友人にそのページを紹介しようとお気に入りのリンクを久々にクリックしたところ、「このページは存在しません」と表示され、とても驚きました。私の記憶ではそれは2015年頃でありました。

当HPにはコピーライトも
©Copyright Shishoukaku, all right reserved.
と表示されておりましたので、これまで当ブログに於いて公開すべきかどうか、非常に迷っておりました。

本年、2022年二月に露烏戦争が勃発し、ロシアが自国(国民と民族)の国益のため、ウクライナが国際金融勢力の利益の代理として戦争を始めたのをきっかけに、私は日本人が未だに戦後のGHQから強制されている人為的に閉ざされた言論空間に閉じ込められ、その保守や愛国の士までが、この戦争の本質を見誤っていることに衝撃を受けました。

私は当ブログに於いて、私自身が大変衝撃を受けたベントン・ブラッドベリー氏の「ドイツ悪玉論の神話」をはじめ、多数の「歴史の真実」を暴いて、歴史の真実、と言うよりも歴史の本質に気付けよかし、と暗に日本人に諭してきたつもりでした。別に上から目線ではありません。実際問題、歴史の真実などと偉そうに説いた所で、そんなものは超人でもない限りそのすべてを知る術もないことなのですが、それに気付いた人間が、意識を変え、歴史認識を新たにすることで、自由な言論空間を構成し、健全で建設的な民族と国家を再建できるようになる、と言う願いを込めてこれまで努力してきたつもりでした。

然るにこの戦争の報道を見ていて私が気付いたのは、相も変わらず国際金融が作り上げた生ぬるい湯の中で少しずつ茹っていく茹でガエルのわが祖国とわが同胞なのでした。

このまま祖国が国際主義者の唯物論無神論・物質中心主義に埋没し、一昔前まで神国日本に普く坐しました天神地祇を他の一神教支配地域の神々のように忘れ去り、大和の精神性・霊魂を滅ぼしてしまうことなど、どうして黙って傍観して居られましょうか?

 

ことは、わが子々孫々のみならず、日本の天神地祇のみならず、世界中のこれまで忘れ去られた尊い神々と数多の滅亡した民族、何よりも人類の霊魂の存在の問題であり、人類がその霊性・精神性を後世に伝えられるかどうかの瀬戸際なのです。

 

そこで、一大決心しまして、本書を公開することといたしました。

私が「ドイツ悪玉論の神話」からユダヤの一部の人間に対する批判を始め、何故、一見根も葉もない象徴主義に魅入られたサリオンのHPに注目したのか、その謂わば「欠けている繋がりの鎖(missing link)」がジョージ・ランボーン・ウェスト博士の本書であることは、本書をお読みいただきましたら自ずと理解して頂けると思います。

また、紫霄閣を運営しておられた方々も私の意図をご理解下さったならば、剰え既に公開されていたHPの文章を今一度公開することにご異存なかろうと誠に勝手ながら事後承諾を戴けるものとさせて頂きます。

 

なお、本書については、1970年代に分っていたこと、ウェスト博士が御存知であったことがその基盤になっており、一部に新たに解明されたことや、間違って解釈されていたことなどがあると思いますが、1970年代のウェスト博士の思索が元であることを念頭にお読みくださいますよう、お願い致します。(本の発行は平成八年)

       令和四年三月 燈照隅

 

世界世論に関する法廷のための論議
  大和魂を持つ日本人に捧ぐ

 

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Dr. George Lamborn West
故ジョージ・ランボーン・ウェスト博士 (1929年~2009年11月12日)

「私は日本人になりたい」「どうしてですか?」
「それは天皇陛下が居られるからです。天皇陛下が居られる国だから私は日本へ来たのです。もし日本に天皇陛下が居られないならば、それはドイツやソ連やイギリスやメキシコやアメリカなど、世界のすべての国と同じであって、そんな国ならどこへ行っても同じことです。イギリスやオランダなどにも国王や女王が居られるけれども、それらは日本の皇室や天皇陛下とは違う。天皇陛下が居られるのは日本だけだ。絶海の孤島の漁師でもいい。山間僻地の貧しい百姓でもいい、私は日本人になって天皇陛下にお仕えしたい」・・・ ―難波江通泰著(なばえ みちやす)「ウヱスト博士の想ひ出」より―

 

                                *          *          *
(ジョージ・ランボーン・ウェスト博士は著者(燈照隅)がどうしても連絡を取りたいと願い、その近況をネットを駆使して調べたのですが、誠に惜しむらくは、2014年のある日、2009年11月12日に逝去されていたことを知りました。博士のご冥福をお祈りし、その事績を生かすべく生きてゆくことをお誓いしました。
そして、ここにその時確認した死亡記事を転載いたしました。)

George Lamborn West passed away peacefully November 12, 2009 at the age of 81.  Mr. West was only child of W. Fred and Mary Lamborn West of Bracketville, Texas. He graduated from TMI, earned his BA, LL.B and JD degrees from UT Austin with post doctoral studies at SMU and Harvard University. Mr. West was an international Lawyer and Educator in Texas and Tokyo. He is survived by his devoted wife Chioko of San Antonio, his son, Thomas Mellen West and wife Susan; daughter, Angela West Brooks ; and granddaughter Amelia Zarrilli, all of Dallas, Texas. Memorial donations may be made to The San Antonio Food Bank.

Published in Express-News on Nov. 18, 2009

 

ジョージ・ランボーン・ウェスト氏は2009年11月12日安らかに永眠した。享年81歳。ウェスト氏はテキサス州ブラケットヴィルのW・フレッドとメアリー・ランボーンのウェスト夫妻の一人っ子であった。彼は、TMI(テキサス州サン・アントニオにある高校で、監督派(エピスコパル)系の前のテキサス少年士官学校)を卒業後、UT(テキサス大学)オースティンにて学士号BA、法学士号LL.B及び法学博士号JDを取得し、その後、南部メソジスト大学とハーバード大学で博士課程修了後の研究に携わった。氏はテキサスと東京に於いて国際弁護士であり、教育者であった。ご遺族は、サン・アントニオ在住の献身的な千代子夫人、ダラス在住の、御子息トーマス・メラン・ウェスト氏とスーザン夫人、御息女アンジェラ・ウェスト・ブルックス夫人、そして孫のアメリア・ザッリーリさんである。追悼寄付金は、サン・アントニオ食糧銀行にて可能。

―2009年11月18日 エキスプレス新聞に掲載の記事より(拙訳)