女イルミナティ24

悪名高きアピル或いはハピルApiru or Hapiru(追放されたヒクソス)ははぐれ者、盗賊、ゴロツキとして広く知られていた。

「シュメール、エジプト、アッカドヒッタイト、ミタンニ、ウガリトの紀元前1800年~1100年頃の日付の文書にはハピルは「遊牧或いは半遊牧で、叛逆者、無法者、襲撃者、傭兵、射手、召使い、奴隷、移民労働者」などと描かれている。」―D・M・マードック著「モーゼは存在したのか?」

「…『アピルApiru』はその名が示唆する通り[1]ジプシーのような性質を示し、国家の権威の下に有効な統制をする事が困難であることがわかった。彼らの異質性の性格はアララクAlalakhの人口調査の一覧に鮮やかに描かれており、そこには『アピルの一団には武装した強盗、二人の戦車操車手、二人の乞食とイシュタルの聖職者ですら含まれる』とある。」―ドナルド・B・レッドフォード著「一神教の顔Aspect of Monotheism」
[1] 「埃を立てる者」、例えば、立ち退きが素早い人々の意。

「ハピルはシュメールでは表語文字SA.GAZで、アッカドの原典では「盗賊、強盗団、急襲者」を意味するḫabbātuで認識されていた。」―D・M・マードック
*表語文字(logogram)は、一つ一つの文字により、言語の一つ一つの語や形態素とその発音を表す文字体系のこと。これに対して言語の発音との結びつきが弱い文字を表意文字と言う。

「彼らは猶太人を最も卑しい仕事の価値しかないものと見做した。ライ病(ハンセン病)は猶太人の間で猛威を振るい、その病気はエジプトの神々には不快なものと考えられた。そこで、アモンの信託は猶太人を荒野に追い出して國を浄化するようファラオに命令した。」―ステファン・クナップ著「ヴェーダの文化の世界的存在の証明」

これと全く関係のない言葉、イブリIbri、イバルIbaru、或いはヘブライとのこの不幸な語源学的類似は、これらの重要な歴史的問題に関しての世界の無知から永続して利益を受け続ける前者の集団のイデオロギー的或いは生物学的子孫により目に余るほど食い物にされて来たのである。(詳しくはこちら:http://www.astrotheologyzone.com/the-moses-fraud.html

要するに、ヒクソスとアテン-セト信仰者は古代のイバルやアリアンAryaとは混同してはならないのである。これらの古代の星座カルトはピラミッドを建設し、ファラオ、王達や貴族を指導し、助言し、世界の真の上流階級 ―真実の召使い― であった。

「イブリIbri」や「ヘブライ」と言う言葉は聖書で三十数回現れ、それは「イスラエル」の2,500回の出現と比べると少数である。この二つの用語は同意語ではない。」―ヨセフ・モドルゼジェウスキJoseph Modrzejewski著「エジプトの猶太人」

「…パレスチナではヘブライの王国と確認できるものは唯一つの碑文すら発見されていない」H・D・ドーントH. D. Daunt「古代文明の中心」

 

 

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知識のあるメーソンの著述家はこの悪名高き六芒星が彼らにとって何を意味するかを教えてくれる。上向きの三角形は神の山を表す記号で、下向きの三角形は神々(又はEl)の意思を世界に伝える聖職者の記号である。であるから猶太人はその特別な神権政治上の地位を表す印として、自らにこの六芒星をあてがうのである。

我々が現在知っている猶太人とは、古風な秘儀(オカルト)伝承の相続者である。彼らの宗教のもっと明らかな思想と言葉の綾は、ユダヤ教フリーメーソンの内部の最高の幹部により保護され理解されている古代の伝承を隠す上辺の飾りとして役立っている。一生の長きに亙る(ような)研究の後にこれらの秘密の伝承とその意味に、そして全ての宗教的思想が如何に後の人間に抜き取られ、分解して利用されるか気づくようになるのである。

ダビデの星は正統派の猶太やイスラエルとは殆ど関係ない。それは最近になって猶太の印として採用されたものだが、実際、秘教の記録の一部で、メーソン(或いはアテン信仰者)の派閥を表す記号で、古代エジプトの宗派とそれより遥か以前の時代を思い起こさせるものである。二つの結合した三角形はEl とその聖職者の間の関係を示すだけでなく、第二段階として、光の神(ホルス)と闇の神(セト)の間の争いによって典型化される、宗派の間の対立をも示すのである。

 

 

 

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アルスター(北アイルランド)の旗は赤い手、ダビデの星テンプル騎士団の十字架をあしらっている。それはこの記号の秘教的な理由の手がかりを与えられるまでは寧ろ矛盾するように思われる。赤い手は実は偉大なアテン信仰者の王アヤの個人的な記号である。この王はアクエンアテンの治世の後、アメン信仰に改宗し戻ったふりをして短期間エジプトを統治した。手を取り囲む六芒星は複数のダビデを表す。これはアテン信仰者の司令官によって使われた肩書であった。著者の秘儀(オカルト)記号学の研究はアルスターで1980年代の初期に奇妙で特有のメーソンの記号が自分の周りにごろごろと転がっているのを観察して以後始まった。その頃は著者は記号が古代エジプト由来であることや、しかもアイルランドの高位の族長が自らをファラオの親戚と主張していることなど思いもしなかった。

アヤとその仲間が北アイルランドで葬られ、彼の墓所の秘密はアイルランドテンプル騎士団系の秘密結社に守られている可能性は高い。

 

 

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 今日のアテン信仰者の支配の中心は充分に声高に宣伝されているが、記号様式においてのみである。番地の10(テンTen)はアテン(Aten或いはAton)を暗示し、獅子の頭部(これは米国のCFR外交問題評議会本部の扉にも見られる)は、太陽円盤に次ぐアクエンアテンの主な記号である。彼は自らユダの獅子として様式化された。(詳しくはこちら:http://www.irishoriginsofcivilization.com/chapter-forty-one.html

 

 

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紋章はカギを握る。金色の太陽の獅子は元々の古代エジプトのアテン-セト信仰者である世界の貴族、ファラオ・アクエンアテンの子孫を表す。一方の白い月の一角獣は彼らに献身する召使い ―ゲオーニーム、レヴィ族、薔薇十字団、メーソン、テンプル騎士団などを表す。一角獣の首に巻かれた隷属と従順の鎖に注目しよう。暗示的に、教皇の肩書の一つは、神の召使いの召使いである。ヴィカー(キリストの代理人Vicars of Christと言う使い方における)と言うまさにその言葉に「代役を務める」と言う意味がある。ブリテンの王族は自らを王冠の召使い、執事、保護者と表現する。チャールズ皇太子の個人的紋章の標語は「我奉仕せん」である。スチュアートと言う名前(メーソンのスチュアート家と言う使い方に於ける)は執事Stewardを意味する。やはりここでも強調されるのは、より高い、よりつかみどころのない(抽象的な)権力に仕えることである。この頭目代理人の関係が如何にテンプル騎士団に尽くしたか、については話を進めるにつれて解るだろう。楯を取り囲む青いベルト、ガーター(靴下止め)に注目しよう。これは女性の力の象徴で、全ての騎士団、騎士道団を表す記号である。ベルトと王冠(秘儀の女統治を表す)にあしらった菖蒲の紋もまたこの監督する女性支部を仄めかし、その支部は「シオン修道会」の名前の下で、存在しないことになっている。

ブリテンで、そして後の亡命期間中、スチュアート家の王達はスコットランド儀式のフリーメーソンの最先端にあった。そしてこのメーソンは、全ての秘儀の知識と普遍的律法の最も古代のものを土台に設立された。そのブルトン人が祖先から受け継いだものはブローニュとエルサレムの高貴な家系と密接に繋がっており、その背景は大いにテンプル騎士団に吹き込まれたものであった。」ローレンス・ガードナー著「聖杯の血統」

 

 

 

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 繰り返し指摘してきたように、記号は秘儀の結社の過去と現在へのカギを握る。それは支配の構造の扉に直接我々を導いてくれる法廷での指紋のようなものだ。ここでスコットランドの紋章を見る。獰猛な赤い獅子に注目しよう。それは純粋にアテン信仰者である。また、女性の記号であり、蛇の姉妹同胞、つまりシオン修道会を表す菖蒲にも注目しよう。ヴィーナス(金星)の惑星と宗派の占星術の記号が獅子の性器の部分を隠している。さやから抜かれた剣は、敵に向けたセト-アテン信仰者の復讐の渇望を表す。メーソンに獅子の足として知られるしっかりと握った拳の身振りは古代猶太人Juditesつまりアテン信仰者を表象する。(詳しくはこちら:http://www.irishoriginsofcivilization.com/chapter-forty-one.html

 

秘密結社の緻密な研究は支配の構造の頂上の層では「猶太」や「イエズス会」が存在しないことを示す。セト-アテン信仰者の最高のカバルはその代理軍団を二つかそれ以上の、地政学的且つ心理的「分割して統治」の勝負事に必要なだけ多くの派閥に分割し、事を進めて成功に導くのである。

猶太かキリスト教徒か、新教か旧教か、資本主義者か共産主義者か、共和党民主党か、保守党か労働党か、右翼か左翼か ―それは主に共通の目的に向かう「偽装敵対Opposame」の状態である。熟達した研究者がこの事実を認識し肯定することは、生死を分けるほど重要である。

 

 

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 冥界の大蛇の女神アポフィス或いはアペプ。光の神々に立ち向かって鎮圧されたけれども彼女は常に打ち負かされるわけではない。その闇の秘密の性質は永遠にそのままである。これが、見かけは太陽の外見をしたアテン信仰者、ユダヤ教キリスト教、メーソンのような隠れ蓑に隠れた彼女の宗派の土台である。その神は女性であるのでこの宗派の高位の聖職者は女性であるのは理の当然である。この蛇の記号は(様式化された形で)企業や製品のロゴ(ペプシ、ドクター・ペパー、ペプシドPepsid?など)と同様に多くの記章に現れる。(詳しくはこちら:https://infogalactic.com/info/Apep

「…第18王朝最初の王達が憎まれたヒクソスを國から排除した後の新しい王国では蛇は悪役を引き受けた。それは儀式で除霊すべき悪の対象となる。アペプ或いはアポプ(ギリシャ語ではアポフィス)と呼ばれ、それは、エジプトを何百年も侵略し占領した異質で野蛮なヒクソスを象徴するものである。」―R・A・ブーレイ

 

我々の世界の歴史を理解することは、破壊性(破壊的傾向)の起源を理解することである。混沌と社会の激変は計画的に起こる。社会政治的破壊は、我々がここで解るように、アクエンアテンの治世とその子孫に遡ることができるのである。セト信仰者は徹頭徹尾破壊者である。破壊こそが彼らの性格の証明であり足跡なのである。我々はそれを歴史的にそして先史的に認識する必要がある。一度世界の混乱の真の行為者と煽動者が特定できれば、我々はその責を問われざるところに問うことを止めるのである。