女イルミナティ01

イルミナティ 論説1 ―簡単な紹介

 

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             マイケル・サリオンのサイト

           ホームページ:http://www.femaleilluminati.com/article-1.html 

 

「そして、人の子がその数を増す中で、当時人の子に美しく器量の良い娘が生まれるに至った。 そして、天の子である天使たちは、娘らを見て欲情し、互いに言った。「さあ、人の娘の中から妻を選び、子を儲けましょう」... 彼らは他の者たち全員と共に妻を娶り、各々が自分のために一人を選び、そして彼らは娘らのところに行き、娘らと一緒に自分たち自身を汚し始め、そして彼らは彼らに魅力と悦楽を教えた...娘らは身重になり、そして偉大な巨人を産んだ... 彼らは人のすべての獲物を取りつくした。 そして、人がもはや自活できなくなると、巨人は彼らに背を向け、人類をむさぼり食った...そしてお互いの肉をむさぼり食い、その血を飲んだ。 そこで地は無法者を呪った(告発をした)。」―エノク書[1]

「なにゆえ、あなた方は永遠に耐える高尚で聖なる天を捨て、女たちと一緒に寝たのか、人の娘たちで自分を汚したか、 自分の妻のところに行き、地上の息子のように振る舞い、陰険な子孫をもうけたのか? あなた方は霊的で、神聖で、永遠の命を持ちながら、女で自分自身を汚染し、 肉の血を生ましめ、人の血に欲情し、肉と血である者がするようなことをした。」―エノク書

「人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、  神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。」―創世記 6

 

 [1]エノク書または『第一エノク書』は、紀元前1~2世紀頃成立と推定されるエチオピア正教会における旧約聖書の1つ。エノクの啓示という形をとる黙示録である。多くの文書の集成であり、天界や地獄、最後の審判、ノアの大洪水についての予言などが語られており、天使、堕天使、悪魔の記述が多い。
『第一エノク書』は元々アラム語か、またはヘブル語で書かれていたらしい。アラム語の断片が死海文書の中に見出される。現在エチオピア語訳が現存しているが、19世紀にエジプトにおいて、ギリシア語でかかれた『エノク書』の断片が発掘された。しかし、スラブ語訳・エチオピア語訳共に、原本の通りに訳されたわけではなく、様々な記述が加えられている。

 

 

論説1 女イルミナティと他の秘密結社 ―簡単な紹介

                http://www.femaleilluminati.com/article-1.html

 

「『文明化された』国々と何ら関係のないこれらの多くの神秘の友愛結社(Brotherhood)が存在し、その中に過去の骨組み(骸骨)が隠されているのが、それら知られざる社会である。これらの「(知識に通じた)達人」は、その気になれば奇妙な血筋を主張できるのである。」―H・P・ブラヴァツキー[2]

人々は権力を求める故に秘密結社に入るのである。一度大きな富と同様に大きな権力を達成すると自慢したくなることもあり、また自分の特別な立場(階級)について他の人々に知って欲しくなることもある。さらにこの欲望が行き過ぎて、秘密結社の結社員は ―イエズス会から悪魔(サタン)信仰者まで― メディア(情報企業)を利用するのである。高額の資金がつぎ込まれた映画は非言語的段階で我々と意思疎通(交流)するために制作されるのである。これらの映画は屡々表向きはお抱えの作家の本を土台にし、その作家自身も強大な秘密結社の下層代理人なのである。

ハリウッド映画も時折、実際に裏で何が起きているかを鍵穴からのぞくような映像で提供する。然しながらそれは一般大衆や記号(シンボリズム)に文盲な人々が解読して理解するには充分なものではない。それが、なぜこんなに多くの人々が秘密結社とそのやり方について無知なままでいるか、の理由である。

然しながら、少し真剣に研究すると、何が起きているのか理解することは容易くなる。この過程はハリウッドや他の情報企業(メディア)の次にあげるような内部告発映画によって助長されることもある:「ベルの同胞団/Brotherhood of the Bell」、「悪魔の性キャサリン/To the Devil a Daughter」、「悪魔の花嫁/The Devil Rides Out」、「オーメン/The Omen」、「ブレードランナー/Bladerunner」、「フリージャック/Freejack」、「ジャッジ・ドレッド/Judge Dread」、「フィフス・エレメント/Fifth Element」、「トゥームレイダー/Tombraider」、「ジェネシスを追え/The Formula」、「007シリーズ/James Bond」、「ダ・ヴィンチ・コード/The Da Vinci Code」、「ナショナル・トレジャー/National Treasure」、「ザ・スカルズ/髑髏の誓い/The Skulls」、「アイズ ワイド シャット/Eyes Wide Shut」、「ナインスゲート/The Ninth Gate」、「007 ゴールデンアイ/Golde Eye」などである。既に述べたように、これらは、何が起きているかをエリート達自身によって故意に告げられたものの可能性がある。それはとても興味をそそられる思考である。

勿論真剣な研究者は単に情報企業の奇抜で派手なものをその作品の土台としているわけではない。著者自身の秘密結社に関する作品は原典を土台にして居り、著者は内部の人間や秘密結社の記号の深い研究をして来た人々の数々の発言や引用を以て自身の考えを強化している。換言すれば、秘密友愛団体の存在は、記録された事実である。幸いにも、逆説的にとれば、秘密結社は自らの起源と課題(目標)に関して我々に鍵となる洞察をもたらしてくれるような結社自身の作品を公開してくれるのである。

この種の材料の研究をしたことで著者は結果として世界の主な秘密結社 ―フリーメーソンテンプル騎士団、バラ十字団、マルタ騎士団イエズス会イルミナティ、黒い貴族など― の仕業についてより深い洞察を得るに至った。

付け加えて、著者が解読する芸術作品は彼ら秘密結社自体の会や建物、或いは、ワシントンにある神殿の堂(House of the Temple*)に吊り下がっているものである。興味深い芸術作品が世界中のあらゆる主要な都市や町にある多くのメーソンの会堂に見られるが、殆どの人々は仕事で動き回りながらもそれらを通過し無視しているのである。メーソンの建築物外側のフリーズ(小壁)や浮き彫りの研究もまた著者に内部の人間が言葉以外による我々との通信において取る微妙な態度への洞察を与えてくれた。
*アメリカ合衆国ワシントンD.C.にあるフリーメーソンの神殿で、米国南部管轄区、スコットランド儀式フリーメーソンの本部

著者は主要な都市や町に存在する多くの時計台、彫像、噴水、壁画、床、尖塔(オベリスク)等を観察し、更に研究を進めた。著者は殆どの都市が儀式的に計画され、普通の人が思っているよりももっと秘教的目的があることを発見した。(これについては、自著「命の木:聖なる欺瞞の美術を暴露する」をご覧ください。http://www.amazon.com/Trees-Life-Exposing-Holy-Deception-ebook/dp/B007OE2TI6/ref=la_B00IXHW9V0_1_7?s=books&ie=UTF8&qid=1435533391&sr=1-7

秘密結社の権力に関しては、我々はそれがかなり(深刻)なものであることを認めなければならない。著名な正史の歴史家ですらそれを肯定している。これらの問題に関する30年に及ぶ研究の結果、著者はその社会政治的権力の程度を実感する。著者はまた、彼らの殆どの作戦行動が公的な承認を得ないことも認識する。これは部分的には彼らが何故匿名性を好むかの理由である。彼らの身分は秘密でないかもしれないが、彼らの儀式、振舞い、世界支配の計画は闇に閉ざされ、普通の人々の視界には入らないのである。彼らは(組織の)ヒエラルキー(上下関係)を最大限利用し、階級の儀式を固定化して絶対に「正しい」種類の人間しか内部事情に通じないようにしている。彼らの採用団体(友愛社交クラブ)はすべての主な大学に見いだされる。彼らの低級及び高級結社員はあらゆる学校、大学、会社、同業組合(業界団体)、慈善団体の中で我々を囲い込んでいるのである。

彼らの犯罪の痕跡を明かし、追跡するには労力を要する。彼らが表に出て来るのを待っていることは出来ない。目を見開いて通りを歩きつつ、自問しなければならない、誰がバースの街[3]を、ロンドンの街を、ワシントンDCの街を、ケルンやパリを築いたのか?これらの友愛団体の秘密のすべてを完全に理解することは出来ないかもしれないが、最後には随分昔から何か妙なことが起き続けていることに気づく。恐ろしい金融の権力が存在し、それは一般人の手の付けようがないことに気づくであろう。そして、そのような権力を手に入れるのにどれだけの時間を要するか、にも気づくであろう。結局のところ、我々の世界に横行する馬術団や騎士団の存在と威信をもっと意識するようになるであろう。またそれらの多くの下部組織や友愛団体が道徳的な人間を排除して、非道徳或いは反道徳な人間こそを出世させようと働いていることを理解するであろう。

次のような疑問を挙げてみるとよい:英国のようなちっぽけな国が、16世紀以来、その掠奪性の爪をあんなに多くの遠方の國に立て、征服し、植民地化し、「波を支配」出来たのか? ヴァチカン(それはローマカトリックの中心以上の存在)のような掠奪性の搾取機関が如何にしてそんなにも力を得たのか? 五百年以上も、自らを癒し、自然の摂理を学び、薬草や農業などの秘密を知ろうとしていた、ごく普通の女性であった、所謂「魔女」を虐待して来た、そのような極悪の歴史的犯罪に有罪なものが何故、未だに存在しているのであろうか? 我々は全部で九百万人近くの故意による殺害の犠牲者の話をしているのだ。しかもその一連の残虐行為は、著者がその仕事を通じて暴露した、この古代セト-アテン神信仰者の「黒い団体」のこのローマ支部の疫病のほんの一端でしかないのである。その罪から逃れ、法より上に居座るには、かなりの権力がいるではないか? その通りだ! であれば、それよりなお一層捉えどころのない悪意に満ちた秘密結社の存在と来れば、どう違うであろう?(もっと酷いに違いないのだ)

ヴァチカンは次のような多くの秘密結社と連携している ―薔薇十字団、イエズス会マルタ騎士団コロンブス騎士団、キリスト騎士団、スコットランドメーソン、フランス大東社、オプス・デイ団(神の御業団)、そして勿論、テンプル騎士団― 世界で最も強大な組織である。我々がフリーメーソンのものとして知っている最高階級の中にはテンプル騎士団の階級がある。14世紀の初め、テンプル騎士団が世界的に禁制されたとき、スコットランド流メーソンが彼らに救いの手を差し伸べた。殆どのスコットランドメーソンの伝統は紛うことなくテンプル騎士団のものである。

次の論説2~4から分かるであろうが、テンプル騎士団代理人は秘密裡にヴァチカン内部、枢機卿団や他の影の結社に存在した。それらの代理人は、薔薇十字団員、(猶太)サバタイ派、(猶太)フランク主義者、マルティニスト会員、イルミナティ結社員、イエズス会員などの形で、既に長く殆どの西洋世界の公共団体や社会に浸透していた。

テンプル騎士団よりも上にその親結社が君臨するが、それが所謂シオン修道会である。著者の意見ではシオン修道会は女修道会で、下級の男の代理人が仕えている。著者はこれについて、「女イルミナティThe Female Illuminati」の番組で説明する。(こちら:http://www.femaleilluminati.com/program.html

幸運なことに、17、18、19世紀にかけて破壊的秘密結社についての警告がその内部に精通している人々から出た。サミュエル・プリチャード[4]、ジェラール・アンコース[5]エリファス・レヴィ[6]、オーギュスタン・バリュエル[7]ジョン・ロビンソン[8]ジョン・クインシー・アダムズ米大統領[9]などのような観察力のある内部関係者は、表面上はプロテスタントのメーソン結社がテンプル騎士団によって完全に損なわれたと信じていた。プロテスタント自体が薔薇十字団の代理人の創作であると信じる者もいた。マルティン・ルターの個人的な帳面は、薔薇と十字架で飾られている。

暗示的には、これらの同じ記号は初期のテンプル騎士団の墓や建築物に多く見いだされる。更に、大東社メーソンのようなカトリックが支配した結社に於いて、「薔薇十字」として知られる階級が存在し、それは、薔薇十字団が本当にプロテスタントから別れた宗派であるなら明らかに不可能なことである。我々がここでそれとなく告げられていることは、普通に現れる宗教の教義を越えた教義の、カトリックプロテスタントの両方の地下或いは裏で、秘密結社とカルトの網目組織が存在すると言うことである。

 

[2] Helena Petrovna Blavatsky(1831~1891) は、近代神智学を創唱した人物で、神智学協会の設立者のひとりである。

[3] バースは南西イングランドの丘陵地帯にあり、天然の温泉と 18 世紀のジョージアン様式の建物で有名な都市。

[4] Samuel Pritchard Matheson(1852~1942)カナダの牧師?

[5] Gérard Encausse(1865~1916)はスペイン生まれのフランス人医師、催眠術師、オカルト主義の普及者であり、現代のマルティニスト会を創設した。

[6] Éliphas Lévi(1810~1875)はフランス・パリ出身のロマン派詩人、隠秘学思想家。41歳の時に本名をヘブライ語風にした「エリファス・レヴィ」に改名し、隠秘学の著作を残した。

[7] Augustin Barruel(1741~1820)はフランスの広報担当者でイエズス会の司祭。彼は現在、1797年に出版された彼の著書「ジャコバン派の歴史を説明する回顧録」でバイエルンイルミナティジャコバン派を含む陰謀であると述べていることで主に知られている。

[8] John Robinson(1739~1805)はエジンバラ王立協会秘書官で自然哲学者。フランス革命イルミナティとメーソンの陰謀に関する本で有名。

[9] John Quincy Adams(1767~1848)はアメリカ合衆国第6代大統領。メーソンの勢力が政治的に強すぎることを警告した反メーソン党に支持された。