ホロコーストをめぐって M・L・ルーングナ・キティヤアカラのイスラエルの駐タイ大使への返答

駐タイ・イスラエル大使 H・E・サイモン・ロデッド閣下

2015年6月4日

私は、自身の文書の中で声を上げた意見に対して貴殿が不快を示されたことを認識して居ります。然しながら、私にも歴史の本が隠蔽し歪曲した事実や証拠から結論付けた自分の個人的意見を表わす権利は御座います。それでもなお、何故私がそのような貴殿を不快にするような、そして私自身やその國にかかわらないと思われるような事柄について敢えて書くのか、疑問に思われるかも知れません。私は此処に、自分が書いたことは、貴殿を不快にする爲ではないこと、そしてそれが私自身とわが国とどのような関わりがあるかについて、説明させていただきます。

まず最初に、私の「シオニスト銀行家」への言及は、ある集団の人々に対するものであり、猶太民族全体に対する暗示ではありません。それは、トーラを信奉する正統派ユダヤ人や真の猶太人の中ですら多くがその世界中で抗議を示しているように、シオニズムユダヤ教として拒絶していることにも暗示されております。私は、貴殿も、真の品位ある猶太人の中にイスラエルで投獄された者も存在する爲、この事をご承知であると確信して居ります。

シオニスト銀行家、ということで私が言及している集団は、世界でも最も強力な銀行家であり、多くの国々の政府の支配権を握って居り、超大国アメリカ合衆国、そこの紙幣を(発行)印刷し、利息を以てそれを政府に貸し付ける連邦準備銀行アメリカの人民ではなく、彼等により個人的に所有されています。彼等は大量の持ち株を所有して居り、世界の殆どの巨大企業を支配して居り、アメリカのメディアの90%を支配する六つの企業もその中にあります。彼等は殆どの石油や天然ガス資源を支配しています。彼等は遺伝子組み換え作物を通じて世界の食糧供給を支配しようと目論んでいます。国連や世界銀行国際通貨基金などのその関連組織ですら、彼等の創作物であり、彼等により支配されています。

世界で最も著名で強力なシオニスト銀行家の家系は明らかに「ロスチャイルド」と「ロックフェラー」家であります。貴殿もよく御存じであると確信して居りますが、ロスチャイルドの名前は貴国の首都テル・アヴィヴの独立館に貴国の非常に重要な展示、「バルフォア宣言」の名で展示されて居り、それは英国政府がパレスチナ地方に猶太人の祖国の創立を支援すると宣言したものです。従って、エドモンド・(アブラハム・ベンジャミン)ロスチャイルド男爵は「定住の父」、或いはイスラエルの父とも言える地位にあります。

アメリカの石油支配戦略の背後にある世界の四大石油巨大企業「石油の四大騎手」のうち、BPアモコとロイヤルダッチシェルは大量の持ち株によりロスチャイルドに支配されています。他の二社、エクソンモービルシェブロンはジョン・D・ロックフェラーのスタンダード石油の後世代です。これらはその仲間内で、そしてシティグループバンクオブアメリカウェルズファーゴ、N・M・ロスチャイルド・アンド・サンズのようなロスチャイルド、ロックフェラー、JPモーガンチェイスに支配される巨大銀行と互いに連繋する取締役を有しているのです。これらの持ち株は、アメリカ合衆国や世界中の殆どの巨大企業の核心であるブラックロック、ステイトストリート、ヴァンガードフィデルティのような巨大企業に編み込まれています。

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M・L・ルーングナ・キティアカラ(M.L.Roonguna Kitiyakara)

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サイモン・ロデッド駐タイランドイスラエル大使(Ambassador Simon Roded)


シオニスト銀行家達は(各国)政府を支配する爲に、元大統領、ヘンリーキッシンジャーのようなカギとなる人物、政治家、軍人、それに欧州やアメリカの政府諜報員の指導者から成るビルダーバーグ(集団)、外交問題評議会(CFR)、三極委員会(TC)などの民間組織を創り上げたのです。三極委員会は彼等の個人的な利益獲得を目的として、彼等の世界制覇の目標を共有する構成員や支援者となる重要なアジアの人物のために1974年に創設されました。彼等の権力は合衆国も含めて多くの政府に拡がり及んでいます。

彼等の貪欲を通して、軍事力、買収工作、或いは脅迫、借金、内政干渉による新しい植民地主義を求め、シオニスト銀行家は天然資源、石油、天然ガス、カギとなる資産、それに金融機関を占有し掌握し、世界中の国々で掠奪と人民の奴隷化をしているのです。次に挙げるのはシオニスト銀行家が彼等の所謂「タイ國」の協力者の協力の下、タイ王国にして来たことです。(1)彼らはタイ国の人民から石油と天然ガスを掠奪し詐取しました。(2)彼らは主だった資産とタイの広範な経済を掌握後に、意図的に債務を作りました。(3)彼らは「分割して統治」戦略をタイに適用して更なる征服を目的に、引き続くカラーシャツ争議に関して、タイ人民自身の間の分割を操作し、政治家の裏で糸を引いて来ており、今でも引いているのです。詳細を次に述べます。

(1)タイ国人民から石油と天然ガスを掠奪・詐取

タイ王国主権国家でありその主権はタイの人民に帰属します。つまり、すべての天然資源はタイ国人民の財産であります。然しながら、タイ國における石油と天然ガスの採掘を管理する法律はタイ国の人民が書いたものでもタイ国の人民の利益のために書いたものでも全然ありません。それを書いたのは、合衆国の石油経済学者の長老ウォルター・ジェームス・レヴィであり、彼は外交問題評議会と三極委員会の構成員であり、後にニューヨークのスタンダード石油(Soconyソコニー:Standard Oil Company Of New York:現エクソン)の役員となった人物です。

その内容は明らかにシオニスト銀行家の利益のためのもので、植民地用に書かれた認可状のような不当な性質であり、石油と天然ガスの唯一の所有は権益を得た会社に帰属し、それは透明性のある競売で為されたものですらなく、真の所有者であるタイ国には非常に低い使用権料しか入らないし、タイ国は彼等の資源の生産量を、到底透明性のあるとされるような方法とは考え難いと思われる手段によってすら確認する権利を留保できなくなっています。

このタイ国の主権の無視は権力者への脅迫と買収(賄賂)によって可能であり、権力者はその國と魂を喜んで彼等に売るのであります。それが、譲歩に次ぐ譲歩を経て、更に認可状に修正を加えて、益々タイ国に薄く、会社に厚く利益配分されることを許したのです。どの集団、どちら側が権力に就いても、民主的であろうとなかろうと、どのような方法で入り込んだにせよ、手数料の為に國を売ることに協力したのは明らかです。特に様々な政治集団が政権が交代すると次々とそれを足掛かりにタイのカンボジア国境のタイ領を失い、それは最終的に2万7千平方キロのタイ湾での失地に繋がったが、それは疑いなく、タイの領土全体で最も石油と天然ガスの豊富な地域であり、タイとカンボジアの間の領有権争いになるに至りました。

誰の領土であろうと、シェブロンはタイとカンボジア双方でその権益を確固たるものにしています。これが意味するところは、両側で譲歩が完了したらその領土の支配権は最終的にシオニスト銀行家の下にあるアメリカによって、その銀行家にとって好ましい、最も望む合意が得られる相手に決められることになる、ということです。

 

現在、タイ国の人民に帰属する石油と天然ガスについてのタイの主権は現ジュンタ政権がシオニスト銀行家の三極委員会の30年来の構成員であるナロンチャイ・アクラセネーをエネルギー大臣として指名したことから、以前になかったような恐ろしいありさまで露骨に、究極の危機に瀕しています。就任すると彼は時を置かず、カンボジアとの領土問題に関する解決策についてタイ人民に何ら報知することなく、抗議活動にも拘らず、その地域の石油と天然ガス権益の所謂「競売」を発表しました。

先に述べましたように、シオニスト銀行家による石油と天然ガスの掠奪と詐取は今やタイ人民から領土を盗む状況に進みつつあります。

(2)主だった資産とタイの広範な経済を掌握後の意図的な債務生成

裕福な悪人が米作農家の所有する美しい土地を望むなら、その金持ちの悪人がその農家に多額を貸付け、その返済の方法が見つからない様にすることでしょう。返済が滞れば、農家の資産を凍結し、その土地を実勢価格の十分の一で売り出すよう農家を強要し、そしてそれを購入することでしょう。

シオニスト銀行家の手段はこれと同じです。上層部1%に対する貸付を加速し、外債が大幅に増加するようにしたCFRの幹部ジョージ・ソロス率いるシオニスト銀行家はタイバーツ通貨を攻撃したのです。バーツは1ドルが25バーツの水準から56バーツに急落し、経済の大部分が崩壊し、タイ経済は深刻な危機に瀕しました。

あとはIMF世界銀行の型通りの計画に従って行ったのでした。世界銀行米大統領ビル・クリントン)の経済顧問会議の前議長、世界銀行の前主席経済学者で、世界銀行の秘密書類が漏洩した後にオブザーバー誌やニューズウィーク誌に暴かれたジョセフ・スティグリッツのようなシオニスト銀行家の支配するアメリカの財務省に51%が保有されています。一名四段階没落として知られる四段階計画とは、財政支援を受けるためには、國は(a)民営化(水、電気、石油や天然ガスのような主な資産を売却することに同意すること)、(b)資本市場の自由化(大方流出になると言われる、投資資本の流入出を自由に許容すること)、(c)市場による価格設定に従うこと(食料品、水、都市ガスの値段を上げることの飾り用語)(d)自由貿易WTO世界銀行の規則に従うこと)に同意しなければならない契約なのです。

スティグリッツは記者会見の中で、(a)世界銀行IMFはその協力を受けなければ金融を排除する命令をする事が出来る、(b)どの国の政治家も水、電気、石油や都市ガスを喜んで売却し、「政治家は目を大きく見開いて売り上げの数十億からの手数料入手の可能性に注目する」(そして、政治家はそれを世界銀行に強いられた、と主張するのである)ため、殆どの政治家はこの合意の署名を躊躇わない、と明確に述べました。

その後に続いたのは、11の法律の制定、タイ国を売り出しする競売人を容認して保護し、そこでタイの資産は「競売にかけられて」しかも、寧ろ決まりきった形で実際価値の五分の一で、そしてタイ国の石油と天然ガスの会社が民営化されるのです。よく見えるのは、領土を放棄して明け渡すにしても民営化にしてもそれは、複数の政府を通して実行されると言うことで、ある政府がお膳立てをし、それを別の政府が実施し、劇場的協力の共働作業を目指し、そこでは誰も単独ですべての責任を取る必要がない様になっていることです。國を売り出しに出す法律を議会で通す場合だと、法律を通す部分の人間は、それが前政権によって主導されたと主張するでしょうけど、明かに見えるのは、それ自身の内部の人間に付与されるWTOの総裁の椅子のような、厚遇(利益供与)が見返りに与えられることです。

この様にして、負債を作り、通貨を攻撃し、自国を売国することに協力する全ての権力閥への脅迫と賄賂により、シオニスト銀行家、つまりJPモルガンチェイスブラックロック、ステートストリート、ヴァンガード、フィデリティのような巨大銀行はタイの石油と天然ガスの会社、銀行、金融企業をタイ人民から乗っ取るために来て、ニュースでも取り上げられているように、その手順はジュンタの下、恐ろしい勢いで進展しつつあるのです。

(3)「分割して統治」戦略をタイに適用して更なる征服を目的に、引き続くカラーシャツ争議に関して、タイ人民自身の間の分割を操作し、政治家の裏で糸を引いて来ており、今でも引いている件

どこの政治閥であっても、どんな手段で入り込んだかにかかわらず、権力を握ったものは全員シオニスト銀行家と協力して、手数料を手にし、シオニスト銀行家がどの政治閥に対しても支配して糸を引ける状況で、タイ国の資源や民営化に於いてタイ国の売国を行ったのです。

シオニスト銀行家が自分らの獲物同士を巧みに操って、お互い戦わせ、時には双方に武装させ、民族国家の統合に依る免疫を破壊し、それに依って分割が出来た暁にはその亀裂に容易く滑り込み、更なる征服を進める「分割して統治」戦略の適用は、世界中で見られます。

タイの分割、カラーシャツ争議は、シオニスト銀行家により政治閥の両側から、創られ、資金を与えられ、支援されています。既に立証されたように全ての政治派閥は売国に於ける手数料の為に売国に協力し、その裏では、またもや、シオニスト銀行家がどちらの側でも糸を引いて居り、それに依って実際何が起きているか気づかなかったタイの人民は巧みに操られてお互いに憎しみ、戦いを始めていたのです。

明確な証拠が示しているのは、(a)CFR構成員でアメリ外交政策でのヘンリー・キッシンジャーの仲間、バーバー・グリフィス・アンド・ロジャース(BGRグループ:ロビー活動会社でCFRの構成員)出身のロバート・ブラックヴィル、(b)CFR構成員で前国連米大使、ベーカー・アンド・ボッツ(CFR構成員の国際法律事務所)出身のケネス・アデルマン、(c)アムステルダム・アンド・ぺロフ(チャタムハウスに属する国際法律事務所)出身のロバート・アムステルダム、の三人はすべてドバイに亡命したタイの政治家にロビー活動を行い、赤シャツ運動の裏に居り、そしてNED (全米民主主義基金)は赤シャツのウェブサイトに大きな資金提供をしていたのです。そして眞實は、ドバイに亡命した政治家は、シオニスト銀行家が操る単なる傀儡に過ぎず、その支援がなければ、そのようなことは出来なかったであろうと言うことです。

タイの重要な組織制度の守護者と宣伝し主張し、反腐敗運動を旗振りしていた他の政治権力に関しては、その関与がどのような手段であれ、実際の所同様に腐敗し、詐欺的で、石油と天然ガスに於ける手数料、民営化の手数料を望み、シオニスト銀行家の操り人形の一部分でしかなかったのです。米国、シオニスト銀行家の右腕は、ある政治派閥の裏に、その左腕は見るからにその対立派閥を支援する活動をして居ました。

そこで、私はここに宣言します。私はアメリカ人であろうと、ユダヤ人であろうと、他のどの民族であろうと、その民族の人々に反することは何もないことを。私が反対するものは、シオニスト銀行家が世界中でやっている立場の悪用、虐め、資源の掠奪、土地の盗み、他の民族の破壊行為であります。従って、私は明らかに人種差別主義者ではなく、私はあなた方が私のことを人種差別主義者と言及することに何ら懸念はありません。しかし、私が理解しているように、この世界でガザと呼ばれる場所と同じくらい残酷で陰惨な監獄収容所を知らず、貴国が未だにパレスチナ人の殺戮に手を染めている限りにおいて、貴方が誰かを人種差別主義者とよく呼べるものだと呆れています。他の人々をああだこうだと呼ぶ前にご自分自身をご覧なさい。人が防御のために、誰かの行為の餌食、犠牲者だと大声で叫ぶ振舞いが、実際の所、その人こそが攻撃者である時、貴方はその振舞いが救いようがなく惨めだとは思いませんか?

どの民族のどの人民も、平和と幸せを望み、自らの主権を望み、自らの将来を決定することを望み、自らの資産と資源は、自らがその権利で当然得られるような利益を受けるような管理に委ねることを望み、自らの領土を取り上げられるようなことは望まない。しかし、タイ国に於いては、國を喜んで売る権力者を全ての側面からそれぞれ、賄賂を贈ることにより、メディアを支配することにより、人民を操ることにより、見えない所から糸を引き、それらの後ろにはシオニスト銀行家が控え、タイの人民は平和に互いを愛しながら暮らすのではなく、自らの資源と資産で利益を享受するのではなく、質の高い健康保険や教育を受けるのではなく、当然享受すべき質の高い生活水準ではなく、彼らはお互いに憎しみ、戦っていおり、シオニスト銀行家の奴隷として暮らしており、自らの自由を達成するために調和せず、分割され、自らの内部で争う奴隷なのです。何故なら、彼らは、無意識のうちに貪欲で権力に飢えた人間による様々な異なる策謀により、誤った方向に導かれて来たからなのです。そしてその権力に飢えた人間は全て本質的に、同じ主人であるシオニスト銀行家の支配の下に、自分たち自身の利益のために行動しています。

であるから、私は真実を、真実の全体像を、絶対的な真実を見せる必要があります。そうすれば、タイ国の人民が眞實に目覚めた時、お互いに争い合う奴隷の立場から解放され、調和の中でお互いを思いやることができるようになります。このために、人民の覚醒こそがこのタイ民族を救う唯一無二のものなのです。

 

                    敬具

                    M・L・ルーングナ・キティヤカラ

タイ語版の書簡:https://www.facebook.com/roongunaml/posts/1593020420955268:0

タイ王室のホロコースト否定に関するイスラエルの「失望」:

http://www.bangkokpost.com/news/general/561539/israel-disappointed-over-thai-royal-holocaust-denial

駐タイイスラエル大使館:

http://embassies.gov.il/bangkok-en/AboutTheEmbassy/Pages/The-ambassador.aspx

最初の投稿:2015年5月28日 10:34 投稿者:パイサノ