ユダヤの東洋政策
ユダヤの東洋政策は1871年に墺地利(オーストリア)で開催された全世界ユダヤ人会議で決定された。即ちロシアにより、シベリアと東部アジアに進出させて、その富源と市場とを占有すると共に、支那人をユダヤ金権の下に握る為に、フリー・メイソンの腕利きのクローリと経験あるユダヤ系の宣教師(英米キリスト教会系?)が派遣された。それ以来、英米仏に支那侵略の役割を負担させ、その経済資金はユダヤが拠出した。
その後紆余曲折を経た後、最近の満州事変(1931年)前にはソ連、支那、インドに跨がる一大経済政治ブロックの建設を目指して、ユダヤ畢生(ひっせい:終生)の仕事としてフリー・メイソン、共産党、そして英・米・仏・蔣介石を動員して工作に取り掛かった。そこで一番邪魔者の日本を如何に処理するかと云う問題が彼等の頭痛の種だった。
ここで、ユダヤの対日工作を検討してみよう。
ユダヤの対日工作
ロシアの東漸政策の裏面
仏国ユダヤ財閥は、ニコライ二世即位後、ユダヤの手先ヴィッテ伯(婦人はユダヤ系)を通じて資金を調達し、これによってロシアの東漸(東進)政策が進められ、東に於いて日本と衝突した。
日露戦争の開始
日露戦争が始まると、米国クーン・ローブ商会(ユダヤ系財閥ジェイコブ・シフ)が軍資金を貸与したが、忘れてならないのは、表面上対抗している二つの財閥(仏国ユダヤ財閥とクーン・ローブ商会)は互いに蔭で握手していたことだ。
(因みに、日本がこの時の借金を返し終わったのは82年後の1986年である。)※
※注釈:多くの国が、国際的な借金を返さないで、借り替え、更なる借金に依る穴埋め、棒引きなどによって返済して居ない中で日本は戦時中も終戦直後も一度も違うことなく返済し続けたことを知っておいてほしい。そしてその祖先の義理堅さ、自尊心、独立心を見習いたい。また更に、國の独立・主権と言うものがいかに大切か、を日本がこの長期に亘る返済をしたことで噛みしめてほしい。
満鉄奪取の陰謀
日露戦争は日本の大勝利で終わったが、その後ユダヤ財閥はアジアと欧州とを最短距離で結ぶ満鉄をその手に奪おうとした。彼等の銀行が日本に戦費を出したのも、日本に満鉄をロシアから取らせて、それを彼等の魔手に収めようとする野心があったからだった。
ハリマン覚書(南満州鉄道共同経営密約)は最初の満鉄奪取の陰謀だったが、時の外相小村壽太郎の達識によって救われた。
ハリマンも日本の戦費を調達したクーン・ローブ商会のジェイコブ・シフの傀儡に過ぎない。
明治四十年
英商匿名会社ボーリングの名によって満鉄線を無用にする新民屯斉々哈爾鉄道(新民市-チチハル市を結ぶ鉄道)が計画された。ボーリング商会の背後もユダヤで、ハリマン、ジェイコブ・シフ等と同じ系統の者達だった。
彼等の計画は満鉄幹部の努力によって水泡に帰した。
明治四十二年(1909年;1910年日韓併合)
錦璦(きんあい)鉄道問題が発生した。エール大学出身のモダン・ボーイ*奉天省巡撫(じゅんぶ:省の長官)のフリー・メイソン唐紹儀と奉天駐在米総領事ストレートと米国財閥との鼎立(ていりつ:三人[三つの勢力]が互いに張り合って対立すること)により、英商ボーリングとの間で交渉を開始し米英支合弁事業として錦州(中国遼寧省中南部の工業都市)から璦琿(あいぐん:黒竜江省に位置する市)までの鉄道を計画した。
ユダヤを排撃する当時のロシア王朝は日本に援助して、何処までもユダヤと戦ってくれ、と往年の日露戦の恨みも忘れた形だったが、当時唐巡撫(唐紹儀省長)の親分袁世凱(えんせいがい)の失脚によりこの計画もユダヤ側の失敗に終わった。
*モダン・ボーイとは当時の最新流行を追うハイカラ青年のこと、モボとも呼ばれた。
袁世凱:清朝末期の軍人・政治家。中華民国初代大総統。北洋軍閥の総帥。大清帝国第2代内閣総理大臣を務めたが、清朝崩壊後は第2代中華民国臨時大総統、初代中華民国大総統に就任。
満州鉄道中立案
ユダヤは何回失敗しても引き下がることなく、明治43年来米国国務卿(外務大臣)ノックスは日英米独仏支露の7カ国の所有にすべきだと提議した。
しかも、この案の失敗を想定して、支那政府(清国)に対して、前の計画であるボーリングによる錦璦鉄道布設権を要求した。
しか、英仏露独政府はこの要求に冷淡で、この計画でもユダヤは失敗した。
大正二年(1913年)
支那政府(中華民国:1912-)は表面上独自の錦洮鉄道の計画を立てたが、権利をボーリング商会に委ね、資金もユダヤ商会から借り入れることにするという、何処までもユダヤ人の陰謀だった。
※注釈:これらの執拗なユダヤの満洲奪取の試みは、1871年のサンヘドリンに於ける決議で、満州をユダヤの国として領有化する計画がされたことが疑われている
張学良の陰にはユダヤ人
現に蔣介石の顧問になっているドナルドが張学良の背後にいた。
郭松齢の事件
郭松齢(かく しょうれい:清朝末期、中華民国初期の軍人)の謀反は、日本の勢力を張作霖から引き離そうとするユダヤの陰謀だった。
郭松齢が張作霖の下を去ると同時に、張学良の顧問も彼の下を去った。
長春会談(1922年;1917年:ロシア革命⇒ソ連)
長春に於ける日本とソ連との交渉にソ連からユダヤ系のカラハンが来た。
ヨッフェの来期と共産党
欧州でもヨッフェ*の行く所革命が起きると云う風に彼の魔の手は恐れられていた。
ヨッフェは大正12年(1923年)に来日し、同年東京で共産党事件を計画したが事前に発覚した。
*アドリフ・アブラーモヴィチ・ヨッフェ(ロシア語: Адольф Абрамович Иоффе、ローマ字表記Adolph Abramovich Joffe )は、ロシアのユダヤ人革命家、ソビエト連邦の政治家、外交官。ヨッフェは1922年2月のジェノア会議においてソビエト代表団の一員となり、ソビエトが会議から脱退した後、中国大使に任命された。1923年、ヨッフェは孫文との間で、孫文が中国共産党と協力するという仮定から、中国国民党を支援する協定に署名した。
米英国の背後のユダヤ人は支那を狙う
支那を支配する者は世界を支配すると云う思想はユダヤ人の間で広まっていた。
米英資本は支那に流れ入り金権による支那支配が着々と進んでいた。
遂に国際連盟脱退(1933年3月)
東亜救済の日本の理念は押さえるに押さえることが出来ず、遂に国際連盟を脱退した。
ユダヤ財閥の支那投資
ユダヤ財閥は、英国銀行、フランス銀行、米国銀行を通じて支那のあらゆる事業に投資して支那を金縛りにしようとしていた。
それと同時に、蔭から反日抗日思想を伝播すると伴に、支那の軍閥には武器を供給していた。
満州事変(1931年)
ユダヤ秘密力に動かされて反日的になった支那と日本との相克は遂に支那事変となって現れた。
ユダヤは常に連盟の仮面の蔭で暗躍し、日本を取って押さえようとしていた。
リットン報告
国際連盟を通じてのユダヤの圧迫は益々強硬になり、ユダヤ人ハースの起草にかかるリットン報告書の発表となり、18対1、42対1の絶対的な日本反対になって現れた。
その蔭には常にユダヤの暗躍があり、白耳義(ベルギー)代表イーマンス*、西班牙(スペイン)代表マダリヤーカ**等の暗躍があった。
*ポール・ヘイマンス(Paul Hymans)はベルギー外相、国際聯盟第二代目事務総長
**S. マダリアーガ(Salvador de Madariaga)はスペインの外交官、国際聯盟事務局員、平和主義者、作家(恐らくフリーメーソン)
支那事変
第二次世界大戦を決意したユダヤはドイツ打倒戦開始の前に、まず日本を支那事変に繋いで長期戦による疲弊を狙って日支間の戦争を計画して来た。
排日教育、日貨排斥、更に上海から貴陽(中華人民共和国貴州省の省都)を通じて雲南に入り、更に仏印(インドシナ:ベトナム、カンボジア、ラオス)を通りビルマに至る横断鉄道計画に着手する一方、蔣介石政権に支那統一に取り掛からせ、北京・広東両政権を統一させ、更に国共合作をさせて、遂に支那幣制改革に成功した。
支那幣制改革:1935年11月
支那を対日抗戦に引き込むには、ユダヤとしてはまず、戦時財政の一切を自らの金権に隷属させる必要があった。米英を根拠とするユダヤ財閥は、相互協議の結果、英国政府経済顧問としてユダヤ人リース・ロスを支那に送り、蔣介石政府及び宋一族と合議の上で、「銀国有令」を発布し、集めた銀を米英に送って保管しユダヤ財閥の手によって、新法幣(新しい貨幣)を発行して、国内に通用させた。
一方、米英に送られた銀は対日軍備の為の武器購入費として殆ど費消されてしまった。
支那国内に通用する法幣に対しては、米英が無形の援助(モーラル・サポート)を与え、これによって外貨に交換し得ることにし、支那の民衆に新法幣を信頼させた。今や、法幣の発行額は何百億元になるか不明だ。しかも、この莫大な法幣は、唯米英の支持と云う空手形によってのみ通貨としての価値を維持しつつあるもので、米英(即ちユダヤ財閥)の支持が離れた時には、通貨として無価値になるものであるとの幻想から、蔣介石政府が離れない限りは、何処までも金縛りによるユダヤの支那支配が続けられることになる。
西安事件:1936年12月
幣制改革の成功によって日支戦争の準備が整った姿を見て、ユダヤは蔣介石に開戦を強要したが、蔣は時期尚早として躊躇した。ここに於いてユダヤ、フリー・メイソンは蔣の顧問であるユダヤ人ドナルドに共産党の張学良と密謀させ、張学良は蔣介石を西安に誘い出し監禁して開戦を強要した。
そして、今度はその仲裁人としてユダヤ人ドナルドが宋美齢、宋子文と共に西安に赴いて斡旋した。
張学良と、彼に監禁された蔣介石との間に
(1) 抗日即時実行
(2) 聯ソ容共(れんそようきょう:ソ連と連繋を取り、中国共産党を容認して共産党員が党籍を持ったまま国民党に加わることを認める)
その他の決議がなされ、支那は完全な抗日態勢を備えたのだが、その蔭にはドナルド等のユダヤ人がいたことを忘れてはならない。
支那事変の勃発
以上の用意万端整って盧溝橋の開戦になり、更に上海に事変が拡大するに及んで、遂に日本もユダヤに動かされる支那と全面的戦端を開くに至った。しかし、英米を通じてのユダヤの徹底的な援支(支那の援助)行動が続けられ、日本は常に悩まされ続けた。
欧州大戦
ユダヤは支那事変勃発によって日本の足を坭田(どろた)の中に踏み込ませていたから、欧州に於いて目指す仇敵ドイツを、ポーランド、ダンツィヒ(現グダニスク)問題を種に開戦に導くことが出来た。
その後、ドイツの電撃戦によって欧州からは英米仏ユダヤ勢力の退却となり、更に独ソ開戦に進んで今尚交戦中だが、これらの説明はここでは省く。
大東亜戦の勃発
昭和16年12月8日(1941年)、日本は遂に援支の本家米英を対手として矛を交えることになった。そして、至る所連戦連勝御稜威(みいつ:天皇の威光)の下、大東亜建設の為の戦は進められていたが、吾等は米英の蔭なる真の敵ユダヤを認識しなければならない。ルーズヴェルト、チャーチルがユダヤの傀儡であることを明確に理解すべきだ。日本ではルーズヴェルト、チャーチルが独自の力で独裁力を発揮していると云う誤謬に立つ者が多い。これは飛んでもない謬見(誤った見解)で、この両者が正しくユダヤ金権力の傀儡であることが解らなければ、米英の真の動向は絶対に解らない。
米英のような多数決の民主政治国で圧倒的な金権力を持っている勢力に背く独裁者が生まれる筈は無いし、実際米国は民主党も共和党もユダヤ金権がその大半を掌握しており、またルーズヴェルト周囲のブレーン・トラストなる者が殆ど全てユダヤ人であること、更にルーズヴェルト政権の主要な役人がユダヤ人若しくはフリー・メイソンで構成されており、更に立法行政の上に位置する司法機構がユダヤ権力の下にある米国に於いて、ルーズヴェルト独裁は即ちユダヤ独裁であることが単直(いきなり)に是認されなければならない。
また英国に於いては宮廷が殆どユダヤによって掌握されているし、保守党も労働党も圧倒的な力がユダヤの手中にある為に、欧州大戦敗退(フランスからの撤退を指す)以来少数の反政府派が如何にチャーチルの責任を呼号(こごう:大いに言い立てる)しても、チャーチルの地位が微動だにしない事を見ても、それがチャーチルの力ではなく、ユダヤ金権力の為だということが解らなければならない。英国の新聞でチャーチルに代わる者がいないからと云う馬鹿げた宣伝を鵜呑みにしている者が多い。英国の政治の実体を静かに睨(にら)めばチャーチルがユダヤの人形であることが理解し得る筈だ。
結語
以上が国際秘密力ユダヤと国際秘密結社の概要だが、これに対応する日本の政策、或いは日本人として踏むべき道等の点に触れることは余りに少なかった。
この問題の重要性に気付かれた諸賢は更に深く研究されんことを、邦国(国家、諸国)の為に望ましく思う。
最後に申す事は、今次大戦(第二次世界大戦)は明らかにユダヤ問題を根幹とした世界転換戦争であって、それは従来世界を動かして来たユダヤ的な唯物思想と世界支配工作を打倒して、顕幽一貫(*1)の惟神道に立つ新世界の開顕(かいけん:*2)を意味すると云う事だ。
1:顕幽一貫(けんゆういっかん)
出雲大社教の布教方針は、宗祠(そうし)と仰ぐ出雲大社に鎮まります大国主大神とのご神縁に結ばれることで、安心立命の中に生かされることを教え導くことです。
本教の教義は「幽顕一貫(ゆうけんいっかん)」「顕幽一如(けんゆういちじょ)」にあります。顕世(うつしよ)は今我々が生活し、目に見える世界のことであり、幽世(かくりよ)は、神魂と人の霊魂の世界のことです。
顕世と幽世とは、相即不離(そうそくふり)の関係にあり、この世での幸栄(さきはえ)(幸福と繁栄)は、幽世からの恩頼(みたまのふゆ)(ご加護)により与えられます。
人間の霊魂は、死後、大国主大神が治められる幽世(かくりよ) に帰り、大神によってその帰着するところが決まります。それ故に、生前の善悪に関し、大神の神慮を奉戴し、心行を正直にして修身誠意、大神の恩頼を仰ぐことにより、幽世に帰り入るとき、代々の先祖たちと共に、御家の守護神として霊魂の安寧を得ることになります。
*2:開顕(かいけん)
従来の説き方が権(ごん)(仮の方便)であることを打ちあけて真実を顕(あら)わし示すこと。 法華経で、初めて仏の真実の教えが顕わされたということ。 →開権顕実(かいごんけんじつ)・開三顕一(かいさんけんいち)。
日本に於ける参考書目
1.ヘンリー・フォード著 包荒子解説 「世界の猶太人網」 二松堂
2.長谷川泰三 「ソ聯の要路を占むるユダヤ人の極東攻略?」 人文書院
4.辻村楠造編 「ユダヤ問題論集一、二」 光明思想普及会
7.
8.武藤貞一 「ユダヤ人の対日攻勢」 内外書房
9.宇都宮希洋 「ユダヤ問題と日本」 内外書房
10.〇田正雄 「世界動乱と猶太問題」 講演の友社
11.四王天延孝 「猶太思想及運動」 内外書房
12.北条清一 「思想戦と国際秘密結社」 晴南社
定期刊行物
『猶太研究』(會員領布)
国際政経学會刊行