今日の共産主義 45の目標31

✔31. アメリカ文化のあらゆる形式を卑下し、「大きな絵」からすれば、とても小さな部分であるという根拠でアメリカ史の授業を受けさせないようにせよ。共産主義者が支配してからのロシアの歴史をより重視させよ。

学校の教科内容に、残忍な征服の扇動者としてクリストファー・コロンブスを誹謗・酷評することの掲載から、他国の文化を傷つけないようにとアメリカ建国者や英雄を排除することまで、その証拠には事欠かず、目標31は既に完了している。

その卑下の多くは公立学校で行なわれている。

例えば2004年、世界史教科書、生きている歴史!中世の世界とそれ以降が7年生(中学一年生)に採用された。その内容を調べると、親たちが、それがイスラムの教化道具だと怒り苦情を訴えた。その第8章と第9章は特にイスラムのお祈り、宗教、文化を深く、詳しく教える内容となっていた。同じ教科書の中で、二十億人を超える信者を持つ世界最大の宗教の著者であるイエスは、心配する親の集団によると、たったの二回記述されているだけだそうだ。他の主な世界宗教についてはたった一段落の説明しかなかった。

「彼らは十戒最高裁の入り口の階段のところから取り去ることを望んだが、今度は私の12歳の息子に[アッラーに]お祈りする方法を教えるつもりか?」と心配している親の一人、カリフォルニアのロディに住むジム・セルフは質問した。[1]

他の親は教科書が世界史の討論の中でユダヤ教キリスト教を「考慮する価値のないもの」として脇に追いやったことについて苦情を申し立てた。[2] 保護者(両親)からの圧力によりこの教科書が排除された学区もあったが、その他の学区では引き続き使用された。教科書の偏向はアメリカに於いては以前から続く問題であり、学校の理事会は両親と一緒になって解決しようとしている。

その他のアメリカ文化を最小化しようとする形式はより巧妙なやり方で現れている。イースターやクリスマスの様に、或いはワシントンやリンカーンの生誕日(2月17日、2月12日)、旗の日(6月14日の星条旗制定記念日)、憲法記念日(9月17日)や独立記念日(7月4日)の様なかつては高く尊重されていた伝統的なお祝いは最小化されている。

学校、会社、囲いの住宅地(塀で囲って門を作り、住民以外の人間が入れなくした住宅地)の中にはアメリカの国旗を掲揚することを7月4日(独立記念日)ですら禁止したところがある。南端の国境沿いの学校の中にはアメリカの旗の柱と同じ柱に学校の多数派の國(国籍)を認識するためにメキシコの旗を掲揚する学校まである。

(クリスマス)休暇中、部署によっては働いている人間が顧客に「メリークリスマス」の挨拶を禁じ、非キリスト教徒を傷つけないよう「休日おめでとう」を使わせる部署がある。

アメリカの例外主義」に触れる事はかつては、その自由勝手気ままの独特な流儀を楽しみ、守り、分かち合う誘(いざな)いと共に自尊心の意味を持っていた。今やそれは他の民族に対する思い込みの傲慢と過度の偏向の恥晒しと見られるようになった。

アメリカ文化と歴史を卑下する行動や報道は今も続いている。それは人々を弱体化しそれでより容易く統制できるようにするための要因として寄与している。

 

[1] Amanda Dyer, Too Much Time on Teaches of Islam? Lodi News-Sentinel, October 30, 2007.

[2] William J. Bennatta, How a Public School in Scottsdale, Arizona, Subjected Students to Islamic Indoctrination, The Textbook League, 2005.

 

【ブログ主の感想】

 私の小学校高学年の時の担任が赤で、社会の授業の時に聖徳太子建武の中興(後醍醐天皇)のところは跳ばされました。赤教師曰く「天皇は日本の歴史とは関係ないからしません。庶民の暮らしこそが歴史です。聖徳太子は、天皇なので跳ばします。」

そして、ソ連の歴史や集団農場については妙に詳しく習いました。(勿論、赤色テロルによる虐殺・飢餓は飛ばして、集団農場の非効率も学ばず、要するにソ連を称賛するプロパガンダ教育でしたけど。)なお、赤色テロルについては、「ドイツ悪玉論の神話」18~20に詳しく書いてあります。

教科書には書いてありましたので(その頃は家永裁判が上告中だった時期だと思います、つまり検定は未だよくできていた頃の話です)教科書を読んで一応知識としては着けましたが、今考えると酷い話です。

米國でメリークリスマスが云えなくなったのは、1990年代になってからでしょう。でも日本では、新嘗祭明治節紀元節天長節などの祝日が云えなくなったのはそれよりも45年も前、GHQ共産主義者が日本を壊してからです。そう、こと國をぶっ壊すことにかけては、日本は米國の50年程先輩なんですよ。(誇れない先輩でんな!)

アメリカでは今でも連邦政府機関の建物には誇らしく星条旗が掲げられていますが、日本では戦前は祝日に家々に掲げられていた日の丸は、今日、何處に行ってしまったのでしょうか? 戦前のフィルムや写真を見ると日本の町や村は日の丸で覆い尽くされていたのです。國が人民と民族の自由を守る唯一の仕組みであることを考えれば、これは当然のことで、日の丸や君が代を誇らしく思わない國民は國も守る義務ないのではないでしょうか?(実際、逆に國際主義者に浸透された今の日本の國は國民を守ることをその最大の任務と感じていないように思います。これも恐ろしい共産主義の目標ですね。)

前回も言いましたが、日本の歴史を学ばせない、と言う事については、要するに日本書紀を教えないことで、西洋かぶれした、ルソーかマルクスを信じている馬鹿教師に歴史を教えさせれば、日本人としての歴史観が身に付くことはないので、ここでスクーセンが憤慨しているアメリカ史を教えない、と言うのと全く同じことですね。日本人としての歴史観が身についていない日本人に「皇統が男系に限られるのは女性差別だろ!」と問いかければ、当然「差別です」と答えますよね。だって、日本人としての歴史観が無いんですから。同様に、「家父長制度は人権侵害だよな!」と問いかければ、全員がそうだと言うでしょう。

義務教育期間が終わった時点で日本人としての歴史観が身についていない
これが日本の歴史教育の実態です。

目標31も日本では既に70年以上も昔に達成されてしまっています。これを覆して元に戻すには復古(維新)が必要です。

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