今日の共産主義 45の目標25

✔25. 本、雑誌、映画、ラジオ・テレビ番組でポルノと淫らなものを奨励することで道徳の文化基準を破壊せよ。

1959年、平均的アメリカ人は今日の文化の崩壊の結果、アメリカ人の道徳と規範に何が起きたか、とても信じられないと思うだろう。アメリカの全ての離婚の56%に於いて役割を果たすと報告されたオンラインポルノで、インターネットが問題を千倍も拡大した。もう一つの報告では70%の15歳から17歳の若者が偶然にオンラインポルノに遭遇したとしている。他にも研究があり、それらのサイトに晒された若者は性行為のパートナーを生涯複数持つ可能性が高く、過去三か月に複数の性行為のパートナーを持つ可能性が高い、また、最近は性行為に伴って酒やドラッグを使う可能性が高いことを見出している。男性はエロ画像(動画)を見ることが多く、一方女性はエロ話を読むことが多いらしい。[1]

ExtremeTech 社の研究によると現代全てのインターネットデータ流量の少なくとも30%がポルノのサイトに繋がると推定する。[2] Education Database Online は43%のインターネットユーザーがアダルトサイトに行くと主張する。これらの訪問者は全てのインターネットダウンロードの35%を占める。

世界最大のポルノサイトは月に40億ヒット以上を受ける。他の研究は全てのポルノの89%は米国で生産されていると推定する。閲覧者について言えば、平均的なハイスクール(中学高校)の少年は毎週少なくとも2時間アダルトサイトで過ごし、一方18歳から24歳の年齢層の全ての男性の70%が少なくともひと月に一回はアダルトサイトを訪れる。

 

[1] Pornography Statistics, 2013 Edition, Covenant Eyes, Owosso, Michigan

[2] Sebastian Anthony, Just How Big Are Porn Sites? ExtremeTech.com, April 4, 2012.

 

【ブログ主の感想】

人間の視覚は、見たものを自動的に脳内の神経回路で模擬動作する、と言う事を聞いたことがあります。つまり、ポルノを見ることによって、脳内ではそのAV の配役と同じ動作をする神経が盛んに働いている、と言う事です。誤解の無い様に言いますと、ポルノだけではなく、人間の言語獲得能力にもこの脳内の模擬動作は非常に重要であるし、また、所謂「神童」と言われる人々の中にも非常に幼い頃に親がしていることを具(つぶさ)に観察した結果、才能を開花させた人々も居ると思いますので、これは人間の成長にとって大切な事なのです。

 ま、ポルノなどと言うのは昔は無かったものだから、昔の事情と比べることは難しいものですけど、一体、日本文化に於いてどのような違いがあるのか、と考えてみますと、

1. 昔の春画は、低俗かも知れないが、一種の芸術的表現であること。それに対してポルノは映像がカメラを通した表現で、それは動画であることも含めて現実感が全く違う。

2. 春画は、間接表現であるのであくまでも想像力を掻き立てるものだが、最近のものは最早隠すものは何も無くなり、人間の想像力以上の直截映像となってしまっている。

 この二点が挙げられると思うのですが、要するに人間の想像力を掻き立てる事により、性欲を高揚させるものですね。その点は共通していると思います。

つまり「隠すものが無くなる」と人間はそれでもそれ以上の事を想像しようとし、また実際するわけで、それが、例えば、現実を越えた快感を追求する、と言う非現実世界に入ろうとする事に、今のポルノの害毒があるような気がします。

その現実を越えた世界の追求が、薬物や暴力(過激な行為やレイプ)を使い、更には不潔な行為へとエスカレートしていくのではないでしょうか?或いは、異性では飽き足らなくなったり、逆に同性では飽き足らなくなったり。。。(御免なさい、ここで個人の性癖を批判するつもりはありませんのでご容赦ください。)

要するに、躾と自己抑制が身についてない人間がそのまま成人し、或いはその思春期に現代のポルノに出逢うと、この様な、人間の限りない欲望に魅入られて、やがては犯罪行為に手を染めるようになるのではないか、と思われます。それこそが、ポルノ自体よりももっと害毒です。それはやがては人間性(道徳)の堕落と崩壊を招き、動物と変わらない、欲望とエゴしかない人間になり下がります。そして共産主義者が求めている人間は當にそういう動物化した人間なのです。そういう動物化した人間は共産主義の統制に従順に従うようになる、と言う事でしょう。
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