今日の共産主義 45の目標21

✔21. ラジオ、テレビ、映画の要職の支配を獲得せよ。

メディアへの共産主義者の浸透の証拠は主観的である。ハリウッドの価値観の変化は資金を確保するための戦略的な変化だと考える者も居る。社会全体としての価値観に明確な衝撃を与えているとみる者もある。

大きな災難だったのは、伝統的なアメリカ人とユダヤキリスト教の主題を奨励することで影響力のある著名人に上り詰めた映画界の超大型巨人たちの死である。彼らの後には伝統的アメリカ人の価値観の正反対のものを祝福する映画、テレビ番組や主題を創作した作家、製作者、監督が来たのだった。

数十年もの間、言論の自由の名の下の寛容の呼び声がハリウッドを通じて押しつけられ、今日、新たな不寛容が沸き起こった。ハリウッドの「何でもあり」叛乱に反する見方を表現するものは誰もが排斥されるのだ。ハリウッドでは全員が平等 ― しかし、幾人かは残りの者よりもっと平等なのだ。

最近の例ではカリフォルニアの提言8(同性結婚の非合法化)を巡る火事嵐のような騒動、「エンダーのゲーム」が映画化された作家、オルソン・スコット・カードの個人的意見などがある。カードが同性愛に反対すると言う発言が出回ると彼に反対する騒ぎは耳が聞こえなくなるほど激化し、彼の映画の出演俳優に、物語のすばらしさとその作者を注意深く分けて手術用の糸の上を綱渡りするような思いを強いた。抗議行動とデモがそれに続いた。

映画ガイドの創立者テッド・ベアー博士による2014年の研究ではアメリカの公衆はアメリカに肯定的、聖書に肯定的な主題の映画を3対1の差で好むことが示された。23年以上に亙って研究は続けられてきたが、その差は7対1に及ぶくらい高いものであった。2014年の強い愛国的、アメリカ肯定的主題の映画は平均の興行収入が5,669万ドルで、1,868万ドルの(アメリカに)反対する見方を示す映画と対比される。2010年、それは6,600万ドル対800万ドルであった。[1] 2014年の映画でセックス無し、明示的ヌードなし、卑猥語なしの映画は平均して攻撃的・不快で下品な内容を含む映画よりも多く稼いでいる。

 

[1]  Dr. Ted Baehr, Movieguide Presents 23rd Annual Report; Again Shows How Most Family-Friendly Movies Earn More, February 12, 2015.

 

【ブログ主の感想】

 現日本に於いてテレビ・ラジオの要職を共産主義者が牛耳っている事は誰もが疑いますまい。そしてハリウッドの害毒はほぼ篩(ふるい)にかけられず、日本に直流してきます。そこでは表現の自由の名の下にあらゆる種類の不浄・不謹慎・不道徳が許され、逆に浄・慎み・道徳を称えるような考え方が「差別」や「不寛容」として非難されるのです。

しかし、ここの解説にもあるように、声なき多数派は、圧倒的に「古き良き価値観」に軍配を上げています。問題は、これらの人々が声を上げない事、と言うよりも要するに言論機関がサヨクに牛耳られていて、そういう声をラジオ・テレビで流さないことが一番大きいですね。

米国にはFoxNews と言うテレビ局があり、明確にトランプ支持を打ち出して、DS(ディープステート)や左翼(リベラル)を批判する論調を広く流しています。

日本にも是非同じような大手メディアを作って頂きたいと切に願います。
事によっては、現憲法の下らない改正*よりもメディアに風穴を開けるこの様な動きの方が先にあるべきではないかと強く思います。

(*註:私は現憲法廃止論者です。前文も含め、日本の國體を全く反映していない現憲法を改正して國民投票を行う事は、現憲法の法的地位を追認することになり、将来に禍根を遺すと信じます。廃止以外にありません。)

 

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