眞實の歴史 「筈見一郎 『猶太禍の世界』」

筈見一郎著 「猶太禍の世界」22(完)

ヒトラーの排猶主義の徹底 ヒトラーは一九三八年より徹底的な排猶方針を実行し始めた。しかし、それは、彼が久しき以前から計画していたものを実行したに過ぎなかった。以下は、一九三三年の十月、ドイツが、国際聯盟を脱退した直後の話である。 ゲッベルス…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」21

第十一章 今次聖戦の目的(終章) ベルヒテスガーデンの秋夜 ヒトラーが総統になってから間もなくのことであった。彼はその重立った部下と打ち連れて、フレデリック大王の映画を観覧に行き帰って来た或る晩のことであった。夜色は、沈々としてベルヒテスガー…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」20

大戦の血を吸う猶太財閥 英米の猶太財閥は、第一次大戦の死傷者二千八百万人の血を吸って、五十倍の太りかたをしたバンパイアであるが、それに慊(あきた)らず、又もや大きい戦いを枢軸国に挑んで、もっと、もっと太りたいというのである。それに対し、フン…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」19

第十章 極東と欧米猶太閥 長髪賊*と猶太人(*太平天国の別名) 遠い昔のことは此処では不問に付して置いて、欧米の猶太閥が支那にその著しい勢力を扶植(ふしょく:増加)するに至った第一にきっかけをつくったのは、何といっても、一八四〇年の阿片戦争、こ…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」18

張学良の暗躍 張学良は、満洲にて失脚するや、暫く、欧州に休養をとるべく遊んだ。 その間に、彼は、例の阿片 ―(あの猶太性イギリスが香港を支那から理不尽に奪取する原因を作ったアヘン) ― (あの上海の猶太富豪サッスーンが、それを一手に買い占め、専ら…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」17

第九章 支那赤化と日本 コミンテルンの支那撹乱の始め 顧みれば、世界平和の攪乱者、コミンテルンをして、支那側の抗日に今日のような程度まで関心を持たせるに至った、抑も最初の支那コミュニストは誰かと言えば、恐らく、ラオ・シ・タオ(Lao Hsiu-chao*)…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」16

ルーズヴェルト大統領 この両者を最もうまく操っているのがルーズヴェルト大統領である。そこに彼の取り柄がある。ただでさえ人気取りの彼の第二の強味がある。陽に輿論政治家と号する彼の面目が躍っているのである。だが、このルーズヴェルトこそは裏面に於…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」15

英の軍需工場ヴィッカース 殊に英国のヴィッカースがその後軍需会社として世界に君臨するに至ったのは、実にザハロフ(英国で遂にナイトの称号を許されたサー・バシル・ザハロフ Sir Basil Zaharoff)その人の全く比類を絶した数十年間絶えず暗(や)みに躍…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」14

第八章 英米仏等の猶太閥 アングロ・サクソンの実質的主人公 ユダヤ民族は何といっても世界での不可思議な存在である。彼等は、謂わば、英米財界政界の実質的主人公である。今次の欧州戦乱の真相と言うのは、要するに、ユダヤが表面だけ英米と称する国家機関…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」13

日ソ仲立条約のエピソード ここに、一つ面白いエピソードが伝えられている。それはこうである。右の日ソ中立条約が去る四月十三日に調印されたとき、モロトフソ連首相が署名している折柄、我が建川中ソ大使は、自分の印判を取り出し、列席の皆に見せたところ…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」12

トロツキーはなぜ失脚したか? トロツキーなるものは、明敏なチャーチルが、よくも唱破した如く、ただ、もう、猶太人であった悲しさに、遂に露国の実権を握り得なかったのであった。だが、可成り後になって、少なくとも、トロツキーのよさが、そのよさは彼等…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」11

第七章 ソ連とコミンテルンの真相 怖るべきシオンのプロトコールの実現 一八九七年(明治三十年)バーゼルで開かれた第一回シオン会議の議事録*を読んだ人には、二百年来、英国の指導して来たフリー・メーソンこそは、ドイツを第一次大戦の結果あのような動…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」10

猶太人の英国に於ける活動―其代表的人物 あの十七世紀から十八世紀にかけての英国の海外発展には、それであるから、ユニオン・ジャックの旗の下に多数の猶太人が出掛けて行って、印度南ア等にその素晴らしい植民地を造り上げたのであった。それが如何なる方…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」09

第六章 第一次大戦の真因とフラン・マソン(フリーメーソン) キリスト教内部の猶太勢力 今日の国際猶太人の指導階級は最早単なる猶太教の狭くて古い殻の中にのみに閉じ籠っているのは決して得策ではないとし、その最後の怪奇極まる目的なり理想なりを達すべ…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」08

第五章 マルクスと猶太性(ユデンツム) 東方ユダヤ人とは何ぞや 吾人は前章の数ヶ所で「東方猶太人」に就いて早や言及したことがあった。此処に先ずそれを鮮明にする必要が生じた。 一体「東方猶太人」とは如何なる意味か。「東方ユダヤ人」と言うのは、東…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」07

第四章 ビスマルクと猶太民族問題 独逸民族精神の勃興 ドイツが民族的に自覚して、遂に今日の如くナチスが奮起、その政権を取り、その国粋運動を極度に強大拡大し徹底的な排猶を実行するようになって世界を聳動(しょうどう: 恐れおののかすこと)するに至…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」06

第三章 千六百万人の祖国なき流民 ローマ帝國を内部から崩壊せしもの 既に言った如く猶太は大ローマに征服され、その版図に編入された。それで猶太人の憎悪は詮方(せんかた)なくやがてローマをいくたびか破壊しようとする陰謀に代わって行った。ところが、…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」05

エホバの約束とやらを信じて 時節さえ到来すればエホバはその使いのエリヤを天からこの世に遣わし、猶太人一同を率いさせて、全世界を征服し、世界統一の企てを成就し、エホバをば一神とする猶太の教を宇宙に流布させるであろう。猶太は今その国は亡んでいて…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」04

猶太から出た神の子イエス 間もなく、猶太から神の子と自称するイエス・キリストが現れた。 ところが、キリストは単に猶太人のみならず世界の人間の全部を救済せんと宣伝して、猶太教中の「神は特に猶太人を愛し、猶太人のみ幸福を下し給う」とあるのを「神…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」03

第二章 猶太の歴史 基督教の源流と創世記の伝説 世界の三大宗教である仏教、基督教、回教が、孰(いず)れも亜細亜にその源流を発しているのは一奇と言わねばならない。 今、本書には直接関係がないので、仏教や回教のことは措(お)いて問わないものとして…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」02

階級には健全な区別を設けよ(猶太式ブルジョワは無用の長物) 「ブルジョアジーの演ずる役目はもうお終いになったよ。永久におさらばだ。蛙の表皮を剥いた骸(むくろ)に電流を通じて、それが暫くの間死んだ筋肉をいくら動かしたからとて、そんなものにだま…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」01

第一章 序曲篇 世界文明の癌 ヒットラーと彼の忌憚なき猶太観 一体、刻下世界の痛切に悩む猶太禍は、それ自身数世紀以来重りに重って来た癌とも称すべきもので、既に化石して動きの取れない旧態制世界から、より以上健全で溌剌新鮮な世界文明を齎すためには…

筈見一郎著 「猶太禍の世界」00

はしがき 「世界の公敵猶太を敗れ」 「葬れ国際秘密力を」 「世界を猶太禍から解放せよ」 こうしたスローガンが、今や、極東は日本のあらゆる人々の耳朶*(じだ)を痛烈に打たねばならぬ時代が正に到来したようである。時局はこの間にも驚くべき急テンポを以…