2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ひと月目を終えて感謝と感想

ブログ内ではないのですが、お二方からコメントを頂きまして、ありがとうございます。既に延べ千人を超える人々が訪問くださいまして、これまでG+やツイッターで活動してきたのとは全く違う力強い反響を戴いております亊、この場をお借りして感謝の意を表し…

ドイツ悪玉論の神話020

******** 地主や領主は排除される最初の標的だった。町から町へ、チェーカー隊員のトラック隊列は、夜の帳(とばり)と共に郊外へ、田園地帯へと繰り出した。一軒ずつ、地主や領主の家に停まっては、その家族全員を集めながら... 男・女・子供・幼児、更にそ…

ドイツ悪玉論の神話019

ボルシェヴィキ、皇帝を殺害 1918年7月17日、皇帝ニコライ二世とその家族が、猶太人ボルシェヴィキの一派により殺害された。皇帝退位後、ボルシェヴィキは皇帝とその家族をウラル山中の町、エカテリンベルクに政治犯として何か月間か連行し、チェーカーの監…

今日の共産主義の45の目標

「ドイツ悪玉論の神話018」下にあります。お見逃しなく! W. クレオン・スクーセンの名著「The Naked Communist」(赤裸々の共産主義者)の第13章「今日の共産主義の45の目標」を緊急翻訳しまして、もうすぐ公開する予定です。 この本は1961年に出版された「…

ドイツ悪玉論の神話018

第五章 赤色テロル 今日、猶太人支配のメディアでは、「ホロコースト」と言う言葉(アルファベットでは大文字のHで始まる)は、ナチス独逸の手で第二次大戦中に猶太人に起こったとされることを指す。しかし、本當の20世紀のホロコーストは、1917年のロシア革…

ドイツ悪玉論の神話017

ロシア・ボルシェヴィキ政権の猶太人 英國の新聞記者・ジャーナリストのロバート・ウィルトンの著書「ロマノフ王朝の最後の日々」(1920年)によると、ロシアのボルシェヴィキ政府は完全に猶太人が支配していた。ウィルトンは、1902年から1919年まで、ロンドン…

ドイツ悪玉論の神話016

ロシアを去って米國に向かう猶太人 猶太人はこれに対して何らの責任も認めないどころか、これを通常の罪のない猶太人に対する異教徒による「迫害」の再来と見た。この憎悪と敵意の結果、猶太人はロシア帝國を自分たちが歓迎されない、危険な土地であると見た…

ドイツ悪玉論の神話015

ロシア人の猶太人に対するポグロム(虐殺)の原因 20世紀の変わり目、大多数の猶太人はロシア帝國の支配領域に住んでいた。その頃、650に上る反猶太の法規が公式の法律として存在した。―それは、ロシア人を猶太人の強欲な富の欲望から守るために必要と見做さ…

ドイツ悪玉論の神話014

猶太人とロシア革命 1917年のロシア革命、同様にその後に欧州のいたるところで勃発したボルシェヴィキ革命における指導者の大半を構成していたのが猶太人であった事実は、今日、注意深く隠されている。その結果、猶太人の関わりは、現代の学術的歴史文献から…

ドイツ悪玉論の神話013

ロシア革命の真実

ドイツ悪玉論の神話012

パリ講和会議での猶太人 戦後のパリ講和会議における猶太人の影響力の程度については、今日余り知られていないが、実のところ、世界中から猶太人が集まって来たのだ。ロシア、東欧、フランス、そして特に米英から来た。英國からは、とりわけ、ウォルター・ロ…

ドイツ悪玉論の神話011

しかしながら、シオニストがパレスチナに猶太居住地を獲得する好機と見て、英國支持に切り替えたことにより、國際猶太國家は一夜にして逆の立場に切り替え、公言する敵は、独逸となった。彼らは独逸から金融支援を引き揚げただけでなく、独逸に対して、悪意…

ドイツ悪玉論の神話010

第三章 大戦に於ける猶太人の要素 1916年12月12日、開戦から二年半後、独逸は、連合國に戦争終結のための「旧状維持」を基本とした和平提案を行った。つまり、勝者も敗者もなく、賠償金もなしで、戦闘を終結して元通りにしよう、というものだった。最初から…

「歴史は繰り返す!?」

本日公開した部分(ドイツ悪玉論の神話009)のドイツの戦争犯罪の記録・意見は、大変重要ですね。起こった年代だけ入れ替えると、実は第二次大戦の欧州戦線と何ら変わりません。第二次大戦に於てもドイツは闘いが一段落する毎に英仏に和平を打診していました…

ドイツ悪玉論の神話009

独逸は結局のところ、敗戦した。そしてそのことだけで、開戦の責任を問われた。ヴェルサイユ条約の231条は、正式に独逸の開戦責任を非難し、それが独逸に対する懲罰的な処置の根拠となった。戦争が終わり、その熱が冷め始めたとき、歴史家の多く- 彼らは、…

ドイツ悪玉論の神話008

1871年の統一に至る迄、誰も独逸についてそんなに懸念はしていなかった。それまで、「独逸」と言うのは、欧州中央の独逸語圏の王國、公國、都市國家、そして主権領地を指す地理的概念に過ぎなかった。しかし統一後の独逸の大國としての急速な興りは、周辺隣…

ドイツ悪玉論の神話007

条約の独逸経済への影響 開戦當時は、独逸経済は欧州で一番強かった。しかし、(米國を除く)他の戦争當事國がすべてそうであったように、終戦までに独逸も破産していた。荒廃した戦後経済を立て直すことは、最善の状況に於いても困難な事であったはずだが、…

ドイツ悪玉論の神話006

ヴェルサイユ条約 英米が戦争中に行った反独逸の毒々しい宣伝工作戦は、あまりにも独逸に対する憎悪を作り出したので、独逸にとって厳しい和平となる事は避けられなかった。独逸は間違った意味に於いても、正しい意味に於いても、結果としての全ての死者と破…

ドイツ悪玉論の神話005

第二章 大戦後の独逸-戦争の余波 第一次大戦が陥った長い膠着状態は、合衆國が踏み入らなければ、勝者も敗者もなく、交渉による和平(痛み分け)で終わるはずであった。しかし、1918年10月の英・仏・米陸軍が結集した戦力の重圧は、中央同盟軍が持ちこたえ…

ドイツ悪玉論の神話004

第一次大戦に於ける反独逸虚偽宣伝工作のポスター 次に掲載するポスターは、英國が敵國独逸をどのように描いたか、の例である – 野蛮で粗暴な婦女子の殺人者。 これらの英國の宣伝工作ポスターに続いて、独逸の反英、反仏、反露の宣伝工作ポスターを掲載する…

ドイツ悪玉論の神話003

ブライスと仲間の6人の調査委員(全員、弁護士・歴史学者・法学者)は、1,200件に及ぶ、独逸の残虐行為の直接の目撃証言を「分析」(それを分析と呼べるならば、)した。殆どすべてが難民として英國に逃れたベルギー人からのものであったが、中にはフランス…

ドイツ悪玉論の神話002

一夜にして崩れた独逸の肯定的なイメージ 独逸に対するこのような見方は、第一次大戦勃発と共に、殆ど一夜にして変化する。1914年の開戦後から、強欲で血に飢えた、そして特徴的に侵略的な独逸のグロテスクなイメージが降って湧いた様に形作られ、欧州と米國…

ドイツ悪玉論の神話001

第一章 独逸が邪悪な民族であるという神話01 世界終末的な二度の世界大戦に敗北した結果として、独逸は、欧州における邪悪な國家と言う評判を得るに至った。「独逸人」と述べるだけで、未だに肩の張ったプロシャの将校が率いるロボットの様な、膝を伸ばして…

ドイツ悪玉論の神話000

このカテゴリーでは、私が原典を読んでどうしても日本人に日本語で読んで欲しいと思った歴史書を私の未熟な翻訳で、恥ずかしながら綴っていこうと思います。 先ずは、Benton Bradberry氏の「ドイツ悪玉論の神話」です。 この本ではヒトラー率いるドイツ國家…

萬燈行

【萬燈行】安岡正篤 内外の状況を深思しましょう このままで往けば、日本は自滅するほかはありません 我々はこれをどうすることも出来ないのでしょうか 我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか 我々が何とかするほか無いのです 我々は日本を易え…